最近の観察対象:木村拓哉

去年の秋くらいから、「ほとんどテレビを観ない人」から「それなりに観る人」になって、ネットでも芸能人ネタについて話してるところをのぞくようになったんだけど、木村拓哉が嫌われまくっていて驚いた。
だいたい私のテレビ・芸能界勢力図は10〜5年前くらいで止ってるので、無敵の人気を誇り続けているとばかり思っていたからだ。(ってかそもそも彼が人気があろうがなかろうが興味がなかった。)
 
とりあえず、これまでの彼の印象を整理しておくと、

  • 12・3年前に初めて見て、この世にこんなカッコイイ人がいるのか、と驚いた。
  • 「あすなろ日記」のNG集で面白い人だと思った(ドラマ本編は観てない)。(食堂のシーンで、仲間らとトレイを持って並んでるシーンだったのだが、NGが数回出続け、そのたび「出前1丁〜」「出前2丁〜」とか言っていてトレイを持ち上げ、しかもそれがあんまり目立ってなくて、ツボだった。)
  • 出演ドラマはひとつも観たことがないので演技がうまいかどうかは知らない。
  • 歌はSMAPの中ではまともそうな感じ。(声が特徴あるからか?)
  • 古畑任三郎の物真似のへんで、へ〜何でも器用にやる人なんだね〜とおもた。
  • 結婚相手が発表されたとき、相手があまりにアレだったため吉本新喜劇ばりにずっこけた。(工藤静香ファンの人、すんません。)
  • その後人気が落ちなかったらしいのはさすがだねえ、と思っていたが、ドラマで相変わらずカッコイイ役ばっかやってそうな感じで、意外性がないなあと思った。
  • ハウルの動く城」のアテレコは、「え、今さらこの人??」って感じだった。
  • ここ2年くらい、CMでのキザっぽさが気になりだした。

といったところだ。
 
って書いてみると、私って実はアンチだったのかw?
自覚としては、
「人気あるんだね、確かにカッコイイしね、色々才能もあるみたいだし、よかったね、でも嫁さんがね」
くらいだったんだが。
 
別に工藤静香を悪く書きたいわけじゃないのだが、ここで一応、結婚が発表されたときの「がっくし感」について説明しておく。
工藤静香はヤンキー気質の男性にはマドンナらしく、それはそれで別にいいんだけど、品性とか知性とか、そういうジャンルの人ではないのは明らかで、ジャニーズとマスコミが一生懸命作ってきた「キムタクは頭もキレる男」像を一瞬にして崩すには十分な相手であったと思う。
で、ファンじゃねえのに「がっくし」きたのは、多分、この世に一人くらい、完璧な男ってのが存在していてもいいんじゃないか、あるいは存在してるんじゃないか、ってな幻想が見事に崩されたからだ。
当初、釈然としないものを感じていた私は、母に、
「何か工藤静香と結婚して一気に木村拓哉に対して『あ〜あ』って感じになった」
とゆうたら激しく同意された。
 
 
で、ネットでのアンチ話なんだけど。
それはもうひどい書かれ方をしているけど、反感を買う理由をマイルドにまとめると、

  • 「俺ってカッコイイだろ」という態度が鼻につく
  • 頭良さそうに振舞ってるけど実はその反対であることを数々露呈している(のに依然として頭いいキャラを続けている)
  • 負けず嫌いすぎ(他メンバーが注目されると不機嫌になる)
  • 一番のウリである容姿が劣化してるのに、他の面でカバーしようという努力が見られない
  • 特に結婚後、底が知れてきてるのに、相変わらず事務所とマスコミは「イイ男の代名詞」としての木村拓哉の地位を堅持させようとしている

といったところだ。
 
で、ほとんどテレビを観てなくて、スマスマなんかも人生で3〜5回くらいしかチラ見したことない私は、「みんなキムタクはバカだバカだって言うけど、ほんとなの?」ってとこと、「容姿が劣化してるって言うけど、注視したことないので判らないなあ、ほんとなの?」ってとこを確かめたくて、今後観察をすることにした。
果たして、アンチさんたちの批判が、人気者へのやっかみなのか、真実を突いているのか、そのへんが気になるので。
一応、現在の予想としては、彼への反発の一番大きな理由は、↑で書いたうちの、

特に結婚後、底が知れてきてるのに、相変わらず事務所とマスコミは「イイ男の代名詞」としての木村拓哉の地位を堅持させようとしている

なのではと予想している。
 
ところで、ナンシー関が、まだ木村拓哉が無敵だった頃から「キムタク不人気時代がやってくる」と言っていたそうなんで、その文章が読みたい。
彼女の読みは当たっていた、となりそうな予感がする2006年初頭であった。(んでも、木村拓哉がほんとに頭のいい男ならば、ここらでなぜアンチがいっぱいいるのか気付いて軌道修正してくれるといいのだけどね。)