読んだもの

全然書いてないな〜、いちおう読了したものを書いておくかな。
 

悪魔祓いの戦後史/稲垣武
 
戦後、日本の「知識層」がどれだけソ連を始めとする左側陣営の思想を都合よく振り回してきたかを検証する本。
まあしかし内容の半分くらいは私には難しかった。
ただ、この著者は元朝日の記者なんだよね。
左側の先鋒である朝日にいた人がこういうのを書いたってのが好きだな。

私の國語教室/福田恆存
 
古本屋で買ったとき、本屋の主人に「(この本を買うあなたは)珍しい(人だ)ねえ」とにやにやされた。
ってかこの主人は本を買っても売っても必ず何かしらコメントするんだよね。
まあそれはともかく、自分にとっては貴重な本だな。
日本の上代において、日本人がどういう発音で話していたかを少し検証していたり。
いや、本筋の内容は、日本古来の仮名遣いを現代仮名遣いにしたことへの苦言なのだけれども。
しかし、さっきも書いたけど、私は本筋より発音に関する検証がとにかくエキサイトしたな。
上代においては、日本語はもう少し音韻体系が複雑だったらすい。

方丈記/鴨長明
 
厭世的なおじさんのエッセイ。

いや〜、ところで、私が会社で最も面白いと思っているおじさんが、我が課に戻ってきますよ!
こんなめでたいことはないな、おい。