最近の性別意識

去年夏以降の混沌が嘘のように、冷静に状況だけ見ている自分もいる感じかな〜。
ネタは山ほどあるんだけど、そうだなあ、ああ、こないだ、スリーインワンという潜在意識系のセッションを受けてきたんだけど(以前から受けているのはこれ)。
今回のネタは性別の悩みではなく、過去のいろいろのせいで、このままだと家中のもの破壊し尽くしそうなので、そろそろその怒りから自由になりたい、というお題で。
でも、セッションが始まると、ファシリテイタ(カウンセラ)さんから、
「自分が嫌い? 特に、女性としての自分が嫌い?」
と図星で訊かれてワロタw
自分の体が嫌い、というのが筋反射で出ていたらしく。
(スリーインワンでは手首にある筋肉を使ってセッションを行う。)
 
しかし、このことについて思ったのは、自分のフィジカルな面が嫌い、イコール女性としての自分が嫌い、ということは、やはり性別というのは純粋に身体的なものなんだな、と。
心は絶対に二元的に分類することはできないんだよ、やっぱ。
相変わらず、自分のことは、頭脳的には男性、精神的には女性、(で身体的には女性)という認識でいる。
 
 
あと、男性になりたい願望について。
これについては……そうそう、先月、実はBARBEE BOYSのライヴに行ったんですよ。
感想書かなかったのは、うん、表面では大きなことは感じなかったんだけど、深層でちょっと泣いたので、逆に書けずに。
私はあのバンドのKontaがすごく好きで、でもどういう意味でかと言うと、「自分が男だったらまさしくあの外見になりたい」という意味で。
もう50歳前なのに、ちょっと離れたところから見ると、20代のころとまっっったく変ってなくて、私が「ああいうふうに生れたかった」と思って見ていたころの彼がそのままそこにいる、という感じで。
最初はそれは感動だったんだけど、これまでの自分の葛藤とかを振り返って、だんだん、何か、「ああ、私は絶対にああいうふうにはなれないんだな」と。
で、ちょっと泣いた。
小柄で、色白で、あっさり系の顔で、でも何か周囲をつっぱねてるような表情とか、私がずっと(男性として)手に入れたかったものがそこ(ステージ)にあって、でも、そう、私は決して彼になれないのだった。
なぜかこれがこたえてねえ。
 
でも、最近は男性が嫌いだと自覚してるからw、結局、思うに、私は自分が女なのがいやだ、というのがまずあって、しかし、現世界では、女でなければ男、という選択肢しかないから、しかたなく、「女がいやだから男になりたい」と言ってきただけなんだなあと。
粗野とか暴力的とかいい加減であることがよしとされる男性性なんてものは正直うんこだと思っているから、ああ、そういうものを持つ男でなくてよかったかも。
とも思う。
だから最近、外見に無頓着なおじさんを見ていると違和感がある。
何だろう、あれ、と思う。
こないだカフェにいて、ずっと女性ばっかだったとこに、何か奇妙な匂いがしてきた。
ふと見たら、おじさんがいて、ああ、匂いはあそこからだ、と。
で、あんな匂いさせて、何か奇妙な生き物だなあ、と思って。
やっぱどっか、世界が女性だけならそれで全部解決なんじゃないかと思うこともあり。
 
ってか、男女、互いに、「自分らがいないとだめでしょ?」というのを異性に判らせたいだけなんだろうな、と思うことがある。
きっと、男性だけの世界は、それはそれでうまくまわっていくし、女性だけの世界も、しかり。
ほんとはそれで完結するんだけど、男性は「女はバカだから俺らが上に立って指導してやる」と言いたがるし、女性は「男はバカだから私たちが影で主導権握らないとだめなのよ」と言いたがる。
しかし、ほんとは、それらは「そうでないと自分らにとって都合が悪い」だけであり。
 
 
話ズレたけど、まあ、そんなことを言いつつ、やっぱ男になりたいと思っていたりもする。
ってのは、さっき、去年だか話題になってた、女性から男性に性転換して、で結婚した相手の女性が妊娠できないので、自分で妊娠した、という人の写真を、やっと見て。
http://images.google.co.jp/images?q=Thomas+Beatie&sourceid=navclient-ff&rlz=1B3RNFA_jaJP206JP217&um=1&ie=UTF-8&ei=KdDFSfX1AYGMkAWf0unNDA&sa=X&oi=image_result_group&resnum=5&ct=title
普通に、イイ男だなあ、とw
しかし、もとが女性で、こういうふうに普通に男性になれるものなのか(性器は別として)。
で、結局「うらやますい」と思ってしまいw
あと、これ↓とかは、
http://4.bp.blogspot.com/_SPbRhABnrck/SIpRahwRBLI/AAAAAAAAAbM/OkQ9FlxdlK8/s400/ThomasBeatie_SusanJuliette004.jpg
ああ、こういう男性いいな、とか。
(ただしこの写真の場合はこの男性に見える人がこの赤ん坊を産んだわけだがw)
色々錯綜しつつ。
 
で、今判ったことは、自分にとっては、「知性」と「美」が多分一番重要であるということ。
男性になりたいと言っても、はい、たぶん、↑の人みたいに一定のレベル以上の容姿でなくてはイヤです。
Kontaに憧れていたのも彼がカッコよかったからです、はい。
自分が女性なのがいやなのは、自分のなかに「女=バカ」が強烈に刷り込まれているからです、はい。
前、妊娠・出産が恐怖だ、と書いたけど、それは女性の象徴なので、妊娠・出産は私にとっては取り返しのつかない敗北なのです。
(これはもちろん妊娠出産する女性を批判しているわけではない、あくまでも私の頭の設定だ。)
だってさ、私、妊婦さんの写真って怖くて見られないんだよ、でも、↑の人は、全然怖くない。
だって、男だよなあ、どう見ても。
何か、この人の場合だと、純粋に、「ああ、生殖って機能なんだ」と思える。
機能、ならば妊娠出産に生理的嫌悪感は、ない。
身体的、精神的、社会的に女性として、「女はこうしおおおお」というのを押しつけられたままの妊娠出産は恐怖だ、女性性から絶対に逃れることができないから。
 
という感じです。
 
 
追記
そういや昔、日本のテレビで、
「この中にひとりだけ女性がいます」
とか言って、5人くらい人が出てきた。
で、「まず、この人は男でしょ」と最初に除外した人が、女性だったことがあったw
で、この人が、金髪にしてたころのロブ・フリン系で、めっさイイ男(女)だったんだ。
っていうのは何か思い出として残っている。
あのかた、今どうしてらっしゃるのかすぃら。