misfitsの歌

結局、私が歌いたいのはmisfitsの歌なのだ。
 
去年だったか、文章を書くということに関して真面目に取り組んでいることをカミングアウトしたとき、すでに(音楽ではあるが)創作活動を何年も続けている人たちから、
「いつか自分にしか書けない、切実なテーマに掘り当たるといいですね」
と言われた。
 
最近それが、misfitsの歌、「属せない」者たちの歌だ、という気がしてならない。
私は一生、属したいものには属せないだろうし、属すべきものにも属せないだろう、それは自分にとって最大の悲劇だと思っていたが、属したいものに属せない、あるいは属すべきものに属せない、そういうポジションがあってもいいと思えてきた。
これまでmisfitであることが苦しみ、壮絶な苦しみであったから目をそらしてきたのだけれども、最近、苦しみとは別のものになってきている。
このポジションにとどまることでしか見えないものがあるなら、それでもいい、というような。
何と言うか、自分の属性を受け入れる、のが正しいありかたかも知れないが、属性をどうしても受け入れられないことを受け入れるのもまた、現実を受け入れることと同義な気がする。
 
ま、とりあえず今はこんな感じで。