氷室京介リバイバルな予感/氷室の発音

自分の中で氷室京介リバイバルしそうな予感。
ってすでにしているんだがw
 
本日、免許証更新の帰り、ふらっと立ち寄ったブックオフにて、"Lover's Day"収録の「Singles」を250円で入手することに成功。
(昔、私から「中古はあまり買いたくない」という言葉を聞いた人もいるかも知れないし、本音は今でもそうなんだが、テープ+MDで持っている音源を全てCDにチェンジしようともくろんでいて、新品で全部買うと100万くらいかかりそうなので、ブックオフに足を運ぶ人になってしまひました。)
 
この「Singles」には"Virgin Beat"までのシングルが入っているけど、これはいいな、おい。
個々の曲はもちろんアルバムで音源として(B面でアルバム未収録であった"Lover's Day"以外)全部持ってたけど、こうして集められているのを聴くと、清清しい感じよ。
収録されているシングルはみんな、ほどよくキャッチーだが、彼特有の辛味もあり、甘すぎない。
彼のファンだったのは中学〜高校入学直後くらいで、その後惰性で聴いても今イチつまらなかったんだが、そのつまらなさは、「大人すぎるんだよな〜」というところから来ていたのを覚えている。
で、今になってよく聴いてみるとですよ、「洗練されすぎだろ」と学生の頃思っていたアレンジもですよ、「工夫してるな(にやり)」という感想に変ってですね、けっこうじっくり聴けるんだよね。
 

  • あくまでもロックでありながら聴きやすい
  • あくまでもロックでありながら洗練されている
  • あくまでもロックでありながら涼しげに聴ける

この3点がどのくらい難しいのかは、ただの聴き手である私には判らんが、何か今になって、やっと氷室京介がソロになったときどういう方向を目指していたのか、判った気がする。
特に、ふたつめとみっつめは、よほどうまくやらないと、「ただのスカしたヤツ」になってしまうから、けっこうスリリングな選択だったのではないかと思う。
(ひとによっては実際ソロになってからの氷室を「スカしすぎw」と思っているかも知れないがw)
 
"Misty"なんかは、まあロックではないかも知れないね。
他の曲も、"Angel"は完全に別として、「ほとんどAOR(Adult Orientated Rock)じゃね?」と思ったりもしたが、あの声と歌い方(特に日本語の発音)がある限り、ロックでしかありえない。と個人的に思う。
 
発音について言及したのでついでに書くと、歌詞読みながら聴いてると、「なぜそんな発音にw」と思うこともしばしばw
声がハスキーなので甘くは聞こえないんだが、実は全体的に発音はめちゃ甘ったるいんだな、この人。(それがたぶん彼独特の色気になっているのだと思う。)
特に「た行」「だ行」の発音が日本語のものではない、というのは多くの人が気づいていると思うが。
彼の"t""d"音は、日本語としてはアタックが強い、まあ、言ってみれば、英語的である。あと、"r"音も、時に"l"と取れる音になっている。
日本語を日本語に聞かせない、というのは他のロッカーもけっこうやっていることだけど、この人も、わざとかは知らないけど、かなり日本語的じゃないよね。ただ、日本語と英語でかなり違う"s""sh"音は完全に日本語発音だけど。
(どう違うかと言うと、英語の"s""sh"は、歯(の裏)に当てる息が日本語のものよりかなり鋭い。英語ネイティヴが話しているのを少し離れて聞いてると、"s"と"sh"だけがやたら響くように聞こえるんだが、それはこういう理由から。)
"s"音まで英語的だったら、またかなり違って聞こえると思う、この人の歌は。
 
話が発展しすぎたのでまとめられなくなってきてるがw、そんなわけで、最近のアルバムに手を出すか出すまいか、悩み始めたところなんである。
 
(ほんとは「カラオケにおいて氷室京介を歌うことの危険性」とか書きたいんだが、またいつかw)