人に好かれる話し方

BON JOVIってたまに聴くととてもいいですな〜。
 
久々に本の話。

和田裕美の人に好かれる話し方-愛されキャラで人生が変わる!

和田裕美の人に好かれる話し方-愛されキャラで人生が変わる!

という本。
 
著者の和田裕美氏は、「世界No.2のセールスウーマン」という通り名があり、ブリタニカで営業成績世界2位になったことのある方です。
で、この本では営業職の人に限らず、自分の話し方を改善したいと思っている人全般を対象に、他人とのコミュニケーションにおいてヒントになることを紹介されています。
 
私と会ったことのある人は判るかも知れませんが、私は概して話すのが苦手で、自分でも、「歌うのも好きだし、ほんとは出るんだからもうちょっと大きい声出して話そう」とか、「自分に自信がないから話し方もそんな感じになるのかな」とか、「さっき○○さんと話したけど相手の顔覚えてないや、相手の目を見て話してなかったんだな、反省」とか、日々思っています。
って言っても、たいがいの人がこんなことを感じてるのではないかと思います。「自分は話すの得意!」と思っている人の方が少数で、よっぽど訓練を受けたとか、子供の頃から仲間の中心にいたというタイプでない限り、他人と話すというコミュニケーションで悩むことは多いのではないでしょうか。
 
この和田氏にしても、驚いたんですが、実は話すのは得意ではないとのことです。パーティーなどに行っても、話す相手がいない、何話していいか判らない、といった感じと書いてあります。
私もそういうタイプで、「営業って仕事だけは絶対にできない」と思ってるのですが、自分と同じように、どっちかと言うと内向きな人がどうして営業なんて仕事で成功したのか、その一端がうかがい知れます。(和田氏によると、営業では、言うべきことが決ってるから話すのに困らない、とのことです。言われてみればそうですね。)
 
内容については、目次を読むと大体見当がつくかと思うのですが、目次はアマゾンで検索すれば出てくるので、興味があったら検索してみてください。
 
と言うか、内容についても要約してみたいのですが、今日は時間がないので、昔よくやってた、いいなと思った言葉をこの本から抜粋することで、代えさせていただくです。
 
 

たとえ相手が笑ってくれなくても、自分はいつも同じテンションで笑い続けるように努力

人と会うときは、いつも心を平常心(ニュートラル)に保つ

「私と出会う人は私にとって必ず必要な人だから感謝しよう」と心で感じて心から思うのです。

たとえ肩書きなんかなくても、嘘をつかない、期限を守る、裏切らないという基本的なことを守ることで信用は必ず増えて行きます。

あと和田氏が「上司に教えてもらった」という孫子の言葉。

彼を知らず己を知ざれ戦うこと必ず危うし

一番印象に残った文章は、↓。

人は事実で動かない。
だけど感情で動くのです。

これは特に、交渉、議論、説得のときなどネックになってきます。
話し合ってる最中に、こちらが相手にどういう感情を持たせるか、というのが和田氏の言いたいことだったとは思うのですが、私は別のことを考えました。
どういうことかと言うと、話す前の時点で、相手が自分をどう評価しているか、その評価の基礎にあるのはどんな感情か、ということです。こういったところを知っておかないと、どれだけ事実を並べても相手は納得しないんですよね……。
一番厄介なのはやはり、相手が最初からこちらを見下している場合。この場合は、正直どれだけ相手の意見が間違っていても、こちらの論がどれだけ膨大な資料を根拠にしたものだったとしても、相手は自分の意見を変えることはないでしょう。
これ、ほんとに厄介ですよ。幸い、私は個人レベルではこういう壁にぶち当たったことはないですが……最近色々考えていて、思ったことです。
 
では、尻切れとんぼですが、こんなところで。