スーパーハイテンション!

またいつも通り長大だから分けて読んでね!!
(いちおードラマ観てない人にも判るようにそれなりに丁寧には書いたつもり。)
 
タンブリング」の舞台を観るため、東京に行ってきた。
ネタバレは、まああるだろう、ってことで以下、観てないかたはお気をつけて。
っつってもストーリーとか内容はあまりバレないかも知れない。
どうせまたわしの脳内とか心のなかの出来事について書くだけなのでw
 
 
男子新体操をテーマにしたドラマ、「タンブリング」は高校生が主役だった。
が、舞台版では、ドラマのほうでヤンキーのひとりだった木山龍一郎(大東俊介)が、5年後に教師になった、という設定。
 
実は今日舞台観て、ひとつ、めちゃびいいっくりしたことがあった。
が、内容については最後に書く。
 
あ、つうか、何で今日のタイトルが「スーパーハイテンション」なのかと言うと、今の気持ちだからw
ってかw、これは、ドラマのほうの主役だった航(わたる)が言ってたセリフのひとつなんだが。
舞台では、毎公演、ドラマに出ていた木山と金子くんというキャラ以外のキャラのひとりが、ゲストでちょこっと出演する、というお楽しみもあってね。
わたしゃ今日の夕方の公演に行ったんだが、航(山本裕典)がいいなあ、いいなあ、でも舞台初日(木曜)に出てたらしいから、今日は違うかな、でも航がいいなあ、と思っていた。
ら、航が出た。
のでスーパーハイテンション! と航のセリフを借りて今の気持ちを表現してるわけだw
 
 
それはさておき、舞台の本編についてだが。
最初に思ったこと……は、長い話になるんでまた別のときに譲りたいけれども、大東俊介の声について。
つうか木山を演るときの大東俊介の声ってのは私にとっては一種の不安材料なんだよ。
ドラマんときからそう思っていて、で、今日も思うところがあったんだけど、詳細についてはまた次回ということでw
(批判じゃないよ。)
 
席が、2階の中腹くらいだったので役者の表情等はほとんど見えなかったw
けど、なぜか用務員役のTETSUさんだけは表情が見えた気がするw
(それだけオーラが濃いということかw)
 
それはともかく、理由は、さっき書いたように声、なんだけど、最初に木山が出てきたとき、
「誰だおまえwwwww」
とおもた、正直w
詳細は次回w
 
ドラマのほうで木山と一緒に新体操をやっていた学校一の秀才・金子くんは、変ってなかったw
 
つか、木山は、ある意味、
「新体操と出会っていかに変ったか」
がキャラのテーマでもあるからさ。
ドラマのとき、すなわち高校生のときから、23歳の新任教師になった今、どういうふうに変っているかは、必ず表現しなきゃいけない。
し、また同時に、「どう変ってないか」というところも表現しなければいけないので、そういう意味でも大東俊介の課題は大きかった、と思う、って偉そうな文章w
 
舞台では、何度か本物の新体操選手が演技をしていたが、あれは生で観るべき。
あれだけでもこの舞台は観る価値あり。
人間って、こんなにきれいに体を動かすことができるんだ、ってのを、普通の努力ではできない技で、見せてくれる。
人間の可能性の追求のかたちのひとつだな。
 
 
舞台は2幕まで。
1幕が終ったときの雑感としては、これは木山の話ではなく、彼が担任になったクラスの少年たちの物語だな、ということ。
木山は、主役ってより、むしろスーパーバイザーだなと。
学生たちはミュージカル的に多少歌う場面もあったんだが、ま、あれを木山にやられてもこっちが困るしなwww
スーパーバイザーでいいんじゃないかとw
 
で、2幕の、あ、これ完全にネタバレだから、まだ観てない人はまた後日いらしてね!
 
で、えと、2幕の最初が!
木山と金子くんが酒を酌み交す場面なんだが、そこにパーカのフードをかぶってよたつく浮浪者風の男がw
 
木山「何だあいつ」
金子「ああいうヘンなヤツにはかかわらないほうがいいですよ、僕、経験済みです(←過去何があったんだw)」
 
なんて言ってると、フードを取って現れたのが航の顔だ!!
 
うおおお、わしもうスーパーハイテンション! (ひつこい)
つかわしははっきり言って山本裕典のファンなのでわないのかwwww ってくらいにテンションあがったなw
 
で、3人でどういうやりとりをしてたか。
あ、ってか、航は、母ちゃんの経営するレストラン「カモメ」の看板メニュー、「カモメのオムライス」を世界に紹介するため、修行に出ていて、戻ってきた、という設定w
どんな設定www
(ドラマの主役にまでなってたのに、何だろう、この完全なる遊び設定ww)
 
木山「おまえ髪が赤くないから最初誰か判らなかったよ」
(註:ドラマのとき、ヤンキーだった航は髪を赤にしていた)
航「俺だって別の仕事があんだよw」(←山本裕典としての返事w)
とかw
 
高校のとき、航はまりちゃん(岡本あずさ)という美少女に恋をしてたんだが、完全なる片思い。
(つか航、オクテすぎで、ドラマのときもまりちゃんとはなぜか敬語で話してて、わしはいつも「何で敬語www」とクソワロてた。)
で、ドラマの最後に、まりちゃんは、新体操部のエース、後輩の火野くん(AAAという音楽トリオに所属する西島隆弘、通称にっしー)が実はお気に入りだったことが判明し、航は痛恨の失恋を経験するのである、、、
 
って前提がありつつの、以下のやりとり。
木山「火野とまりちゃん、結婚するんだってな」
航「そ、それは、AAAのにっしーと、岡本、あずさちゃんが……?」
何だこのボケwww
木山「違うw、あくまで、火野と、まりちゃんなw」
 
このあとショックで這いずりまわる航w
木山「おまえ、まだまりちゃんのことひきずってたのかw まあ、(ドラマの)最終回で、有り得ねえようなフラレかたしたからなw」
とかw
 
で、ひとしきり這いずりまわったあと、バク転する航。
木山「おいおい、『別の仕事』の差し障りになるかも知れないからそのくらいにしといてくれよw」
とかw 
 
まあとりあえず私は、航のバク転が生で見られたこと、そして、航の決めゼリフのひとつ、
「おめえには、ぜっっっってえ負けねえからな!」
が生で聞けたこと、の2点により、もう人生思い残すことないわww
 
ひとつだけ真面目な話をすると、山本裕典は、もう、航としてのゲスト出演が、楽しくてしかたない、って感じだったな。
ガチに。
んでまた、航のキャラのせいもあるけど、全身を使った表現がすこぶる印象的!
ドラマのときは、私は彼を
「ともかく航にふさわしい」
と言っていたんだけど、もうひとつ、「すげえ」と思ったことがあった。
最終回での、宙返り。
彼の体が作ってた流線、美しすぎだろ?
あの宙返りは、いまだに見るたびに心がすううっときれいになるように感じるほど、きれいなんだよ。
で、今日、舞台での体の使いかたを見てて、あ、この人、運動神経(?)の回路、すげえな、と。
心から体への直結ぶりってか。
彼もまたこの先楽しみな俳優だ。
 
って、山本裕典の話ばっかじゃねえかw
 
 
舞台の本編の話に戻って。
 
2幕で、木山は高校時代から「変った」ところと「変ってない」ところを、同時に出してくる。
交互に、とか、順番に、とかじゃない。
彼のセリフのひとつひとつ、行動のひとつひとつが、彼が、
「変ったのだが変っていない、変っていないのだが変った」
ということを表していた。
つまりは何が彼を彼たらしめるのか、ということだが。
それは同時に、観る側に、どう生きるかをそのまま問いかけてくるし、また、どう生きるか、こちらの答えを、その場で要求してくるような。
 
 
一点だけ、辛(から)いことを言います。
実は私、中高と演劇部だったですよ。
でもいつからか、演劇で必須の「大げささ」が「嘘くささ」と同義に感じられ始めて、離れたんだけれども。
もちろん専門家じゃないんで、とんちんかんな感じかたかも知れないけど。
大東俊介は、もっとやれるはず。
つか、もっともっともっと、彼にはさらにすごいものを期待してる!
ってのが正しい言いかたかな。
 
正直、私は木山が好きすぎるので、大東俊介が別の役を演るとき、それを見たいかと言われると、今は抵抗がある。
役によって顔つきも完全に変える俳優だというのは、写真集とかを見れば判るし、だからものすごく期待をしている。
けれど、今はまだ木山が好きすぎるので。
大東俊介には、期待しまくりつつ、距離を取るという、ワケの判らんスタンスを取ってみるw
 
それはともかくとして。
ひとつ、大東俊介に関して、また感心させられたことがあった。
私の見間違いか? とも思うけど、感じたので書いておく。
 
彼は6月の下旬に交通事故で大腿骨を骨折して、1ヶ月くらい入院してたんだけどもさ。
その後のファンクラブイベントに行った人の印象じゃ、
「歩きかたがまだぎこちなかった」
らしく。
でも、今日、劇中では、普通にすたすた歩いてたのよ。
 
んだが、カーテンコールのときさ、足、微妙にひきずってたんだよね。
(劇中とは歩きかたが違った。)
まあ、役者ってそういうもんなんだけどさ。
何つうのか、嬉しいよね、こういうのってね。
誰かが、こうやって、甘えずに、自分のやるべきことを貫いてくれる姿を見せてくれるってのがさ。
私たぶん、ドラマのときから、「タンブリング」のこういうところに一番惹かれたんだと思うんだよ。
役を演ってる、俳優たちが、実際に新体操を習得したんだからね。
できる、とか、できない、とかじゃなくて、「やる」、という態度。
今回もそういうものを見せてくれたような気がする。
 
 
ここでやっと、最初に書いた、「びいいっくりしたこと」について。
 
先日、わたくし、自分の悩みについて、脳内の木山に相談してたじゃないすか。
「自分を合議制にする」
 
で、↑の日記で、木山が最後に、こう言ってたんだよ(わしの脳内で)。
「人は何度でも生き直せるんじゃねえのかなあ? 」
 
これと、ほぼ同じことを、今日の舞台の最後で、言ってたのさ。
はは。
ここはわしが一本取ったと自慢していいだろw?
 
木山というキャラのテーマは、「再生」だ。
ドラマにしても、舞台にしても、また、主題歌にしても、「あきらめないこと」がテーマとして全面に出ているけれど。
もし観てない人がいれば、詳しくは木山がメインだったドラマの4話を観てほしいが、木山に限っては、非常に象徴的なカタチで、「再生」を表現してる。
再生しながら、いや、再生をしてでも、あきらめない。
そのくらい人間は、しぶとくていい。
強くなるのは難しいけれど、しぶとくなら、やれるはずだ。
カッコさえつけなけりゃ。
カッコつけるから貫けねえんだよ、と思う、いや、思った。
今日気づいた。
 
 
最後の最後。
カーテンコールで山本裕典が登場したけど、あれって素なのw?
あの、与太郎な感じってw
ドラマでは、航だから、ヤンキーだから、与太郎的かと思ってたんだけど、カーテンコールも、同じような感じだったからw
 
あと、何て言うのか知らないけど、何かが成功したとき、拳を仲間と軽くぶつけあう、ってジェスチャー
あれを、客席に向ってしてた。
んで最後に消えるとき、よく西洋人がやるみたいに、拳で自分の胸2回叩いて、そのあと拳をやっぱ客席に掲げて。
んもうあれでわし満足、満足、満足、幸せ。
 
って最後、山本裕典のハナシになっちゃったおw
つうか航のこともそれだけわしは大好きなんだよ! ってことで。