2.ウィーン〜Nova Rock(GUANO APES/DIMMU BORGIR)

Nova Rock wrist band

ウィーン到着
 
私が拠点とするのは、ウィーン南駅というところ。
ウィーン空港からバスで15〜20分くらいで、近い。
いちおうウィーンで一番でかい総合駅らすいのだが、駅の外はあんまり栄えていない。
ウィーンの中心街は、聖シュテファン大聖堂とかがある、南駅からは地下鉄3〜5駅くらい離れたあたりなので。
 
ホテルは駅から歩いて5分くらいのHotel Kongressというところなのだが、3つ星のわりに、、、って感じだった。
部屋がこれまで泊った全宿泊施設のなかで一番狭かったww
ベッドも、
「部屋に空いたところがあったのでそこを活用しますた。大きめの腰掛にしか見えませんがベッドなんです!!!」
って感じだった。
まあバスルーム等も不潔ではなかったので、いいんですが、、、
(ただこのベッドに関してはあとで「なるほど」と思ったことがあるので後述。)
 

旅行の参考
 
ウィーン空港は、到着口を出て、すぐ斜め左にある外への出口を出ると、まじにすぐそこがウィーン市街行きバスで、判りやすかった。
ウィーンは総合駅がふたつあり、ウィーン西駅のほうが中心街に近く、バス及び電車で行ける。
ウィーン南駅はバスのみ。
あと、ウィーン中心街まで16分! といううたい文句の鉄道もあるようだす。
From the Airport to the City Center

 
Nova Rockへ
 
会場のある町への電車に乗るまえに水を買ったのだが、欧州は水に2種類あるんですよ、炭酸ガス入りと、普通のやつと。
で、私はガス入りが大嫌い。(辛い。)
なんだけど、ドイツ語(オーストリアはドイツ語)で「ガスなし」を何と表記するのか、調べてくるのを忘れてきたorz
とりあえずひとつ手にとってレジに並んで、後ろに並んでたオサーンに訊こうと声をかけたのだが、彼はヘッドフォンをしてたためか、ムシされた。
私が話しかけてるのは目に入ってるだろうに、、、
このへんからウィーンのイメージが悪くなっていくw
とは言え、しょぼんとしながらずっとペットボトルをためつすがめつしてたら、さっきのオサーンの後ろのオサーンが、
「No gas」
と無愛想ながら一言投げてくれた。
オサーン、ありがとう。
 
会場があるのはNickelsdorf(ニッケルズドーフ)という田舎町なんだが、電車で45分くらいだったかのう。
当然電車はそれらしい人ら、つまりIN FLAMESとかMETALLICAとかDIMMU BORGIRのTシャツの人々のみw
私は背中に「Machine Fuckin' Head」とでかく書いてあるTシャツを着てたけど、奥ゆかしいのでwカーディガンを羽織ってた。
ニッケルズドーフ駅からはシャトルバスに10分ほど乗り、バスを降ろされてからさらに15分ほど歩くww
(どうしてもっと会場近くにバスがつけられないのか不思議。スペースはいっぱいあるんだぜ。)
 
で、そう、フェスっつっても、私はこの最終日しか来られなかったんだよ、前述のように、このフェスの1、2日めには日本ですでにライヴの予定が入っていたので。
で、しかも会場に着いたのは20時くらいかw
(でも全然明るい。)
ほんと、トリのマシヘだけを観に来た感じだったが、もうひとつ観たかったバンド、ドイツの女性voバンド、GUANO APESの演奏が、歩いてるあいだずっと聞こえてたので、まあよかった。
  
会場〜GUANO APES
 
で、入場したんだけど、入り口のお姉さんが優しかった。
私からチケットを受け取って、どうやら普通はそのチケと引き換えに手首にバンド(布製で素敵なやつ:写真参照)を巻くらしいのだが、私が外国から来たとすぐに判ったのか、
「チケット、持っておきたい?」
と訊いてくれたので、私はめでたくチケを記念に持って帰ることができた。
今振り返るとほんと素敵な気遣いやわ、(´;ω;`)ウッ…
 
内部について。
ステージはふたつ。
入り口入って目の前にあるのがメインステージで、規模としては、うーん、去年のラウドパークのステージひとつの1.5倍くらい?
左右にスクリーンあり。
私が行ったときはまだ目当てのGUANO APESが演っていた。
日本に来ることは絶対なさげだから間に合ってよかった。
voのかたは「姐さん」という感じでカッコヨス。
(声が太めでハスキーで気に入っている。)
このバンドには"Big in Japan"という曲があるんだが、これは終盤に演奏されて、えらく盛り上がっていた。
(ただ、"Big in Japan"ってのは普通、欧米ではぱっとしないのに日本だけでえらく人気が出たバンドを揶揄する言葉なのだが、歌詞を一度読んだときは、別にそういうバンドや日本を揶揄している感じではなかった……と思う。)
 
気候なんですが、寒い。
事前に寒くなることは聞いていたので長袖を2枚持参したけど、夜中になったら絶対それらでは耐えられないと思い、しかたなく現地でDEFTONESのパーカを買った。
あと、場の雰囲気としては、どうにも臭いが気になったなあ。
さすがに観客が集まってるへんでは臭わなかったけど、シャトルバスから歩いた道すがら、なぜか路上に糞がいっぱい落ちていた。
犬とか連れてきてるのか、みんな? と思ったが、ひょっとすると人間のなのかも、、、というほどいっぱい落ちていた。
あんなに落ちるほど犬がいるとも思えないし。
で、まあ、それらのせいと、あと男性が自然と戯れながら小の用を各所で足していたので、それらも含め、
「このへんは牛舎があるんですね?」
という臭いが、風向きにより漂ってくるorz
 
GUANO APES後、トイレに行ったりしてるうちにメインステージでLIMP BIZKITが始まったんだけど、オープニングが、JURASSIC JADEと同じSEだったんだよね。
早速郷愁に浸っていたわしw
だってアジア人、わしひとりだったんですもの。
 
それはそうと、この時点でもなぜまだサブステージ(マシヘが出るのはこっち)の話題が出ないかと言うと、視界にステージが入ってこないからorz
音さえも流れてこないorz
いったいどこにあるんだ、、、
事前に、フェスの掲示板で、
「もうひとつのステージまでは足が速ければ10分くらい」
と読んでいたので、遠いのは判ってたけど、どっちに向え、という表示もない、、、
広い会場で、係員もあんまりいないし、途方に暮れていたが、やっと係員を見つけ、訊いた。
 
確かに歩いて10分くらい、だったかな?
ようやく暗くなってきて、だんだんサブステージの音が聞え始めて、
「あれ、TRIVIUM、まだ演ってんだ?」
とおもた。
メインステージのGUANO APESと時間がかぶってたはずで、私は両方観たかったけど、日本では絶対観られないという理由でGUANO APESを選んだのだが、、、
で、ふと気づいた。
アジア人皆無らしいこの場で、私と一番近いのってTRIVIUMのキイチ氏かよwww
メタラーじゃない人への註:TRIVIUMというバンドのvoは日米ハーフ)
でも、歩くにつれ、キーボードの「しゃー」って音とかが認識され始め、TRIVIUMの次のDIMMU BORGIRが演ってるのか、と判った。
メタラーじゃない人への註:DIMMU BORGIRはブラックメタルというジャンルで、このジャンルではキーボードが「しゃー」という音を重ねることが多い。らすい。私もあまりブラックメタルは詳しくないので、、、)
 
ところで、歩いてる途中、酔っ払った兄ちゃんがドイツ語で何か言ってきたのだが、こっちがドイツ語が判らんと気づいて、英語で、
「何か食べたいから1、2ユーロ持ってない?」
と手を出してきたorz
何か複雑な気持で、無視しようかどうか迷ってたら、通りすがった別の兄ちゃんが、酔っ払い兄ちゃんが広げてた手の平にスナックをバラバラと出して、酔っ払い兄ちゃんは、
「おお!」
と喜んでいた。大変ワロタ。
 
DIMMU BORGIR
 
って感じでサブステージに着いたらDIMMU BORGIRが演奏中だった。
(この時間、22:30くらいでやっと暗くなった。)
ステージの大きさは去年のラウドパークの1.2〜3倍くらいかな?
ただ、人が少々少ないw
数千人くらいかなあ。
でも、いる人たちはアツく盛り上がっていた。
私は後方から、しかしステージが一望できるところで観ていたんだが、DIMMU BORGIR、めっさ気に入ったw
(聴いたの初めて。)
ブラックメタルで唯一気に入っているANOREXIA NERVOSAに近いクラシックな感じがあり、哀愁があり、ま、まさかこんな拾いものがあるとは、、、と嬉しい驚きでやんした。
後ろから、盛り上がってる人たち、頭振ってる人たちを見ながら、やっぱ頭振れる音楽のある場が自分は和むなあと再認識した。
メインステージはどっちかと言うとハードコア方面だったり、普通のロックだったり、少々「オサレ」系だったので、よけいにそう思った。
DIMMU BORGIRはトリ前だったが、
「演ってもいいらしいから」
とか言って、2曲ほどアンコールを演っていたw
しかも、
「何演ろうか?」
とステージから客に相談していてワロタ。
(普通のバンドだったら別に面白くないが、いでたちがいでたちなのでw)
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