インドの言語にもヨーロッパの言語と親戚がいるんだお!

☆デザインについて☆
本題の前に、デザインを変えたんですけど、輝度高くて目がちかちかしないすか?
そういう人がいたら教えてください。
大丈夫ならこのままいきやすが。
 
 
本題。
専門家がみたら「プッ」レベルだろうけど、言語関係で、私が大学時代に最初知ったときワクテカした話を、かなりはしょって書くお。
 
最近、「日本語は孤立した言語で親戚はいない、以上!」という説になっているらしく、言語オタクとしては寂しい限りなのだが、その点欧州はワクテカだお。
フィンランド語、ハンガリー語以外はみんな類似性が高いお。
ってか親戚なんだお。
 
一番みなさんに馴染みのある英語の一番近い親戚はドイツ語、オランダ語等で、西ゲルマン系の言語と言うお。
北ゲルマン系諸語というのもあって、それはフィンランド語を除く北欧言語全部だお。
 

☆予備知識☆
フィンランド語はウラル系言語と言われている。
語順は日本語と似ているらすい。
単語も日本語の単語に音が似ているのがたまにあるらすい。
でも格変化が25か何かあるらしく、それ聞いただけで私は死亡しますた。

 
英語に次に近い親戚はロマンス系諸語で、フランス語、スペイン語ポルトガル語、イタリア語等だお。
フランス語だけは、歴史的に親戚関係以上の関係があるけど、その話はまたこんど。
これらロマンス系諸語はさかのぼるとみんなラテン語にいきつく。
ってより、現代の呼称を言い換えれば、「ラテン語フランス方言」「ラテン語スペイン方言」ということらすい。
 

☆予備知識☆
ルーマニア語もロマンス系。
ただ、地理的・歴史的に、特に語彙の面でスラヴ系(特にロシア)の影響を大きく受けている。
 
もひとつ。
元は同じラテン語なのにじゃあ何でロマンス系言語は違う言語扱いになっているのか、は、歴史的、政治的事情、そしてまた、同じラテン語でも、どのラテン語(時代、方言など)から変化したかで今の形が違うので、まあ別言語ととらえてもいいであろうということになっているらすい。
ちなみにラテン語は文語と口語がすごく違ったらすい。
今のロマンス系諸語はみんな口語(俗ラテン語と言う)から変化したもの。

 
英語に次に近い親戚はスラヴ系諸語で、ロシア語、ポーランド語、チェコ語等だお。
スラヴ系には冠詞がないんだお!
でも格変化が多い。
格変化が多いというのは古い形を残している証拠らすいお。
英語も昔は格が今より多かったお。
 
そして、忘れてはいけないギリシャ語。
これは近しい親戚のない言語だお。
でも古代ではラテン語に多大なる影響を与えているので、「ギリシャ→ラテン→フランス→英」というルートで入った単語がけっこうあるお!
 

☆予備知識☆
ラテン語の使い手だったローマ人はまさしくギリシャマンセーだったらすい。
特に文学、芸術の分野では、「ギリシャ語格調タカス! それに比べて我々のラテン語なんて、ふんっ、ぺっぺ」という感じだったらすい。
 
もうひとつ。
ギリシャ語由来の単語は語尾変化が変なのが多い。
英語だと、「現象:phenomenon(単数形)→phenomena(複数形)」とか。
イタリア語でも、ギリシャ語由来の単語は単複の変化がイタリア語本来の法則から外れている。

 
あと系統ではバルト系とかいろいろあるけど、メジャーどころではまあ大体これらが欧州の言語たち(メジャーなのだけ)だお。
 
 
で、ここまではまあ、いいお。
私が最初知ったときワクテカしたのは、これら欧州言語が、さかのぼると「インド・ヨーロッパ(印欧)祖語」というひとつの言語にいきつくということであり、その名の通り、インドの言語に欧州言語と親戚関係にある言語がある、と知ったときだお!
サンスクリットも印欧系の言語なんだお!
ペルシャ語も、今は文字はアラビア文字だけど、系統は印欧系なんだお!
 
大学時代、このへんでもうがっちりワクテカ心をつかまれてしまって今にいたる、という感じだお(・∀・) !