Majestic Domination Part 12

先週、名古屋、池下Upsetで行われたMajestic Domination Part 12の1日め(1/31)に行ってきますた。
 
ARGUMENT SOUL
Wacken Airに出演、を目標に掲げている愛知のバンド。
アグレッシヴなパワーメタルという感じ。
元々私はパワーメタルは聴かないんだが、"Glory in the Past"という曲が好きになって(サビの歌メロとコード進行で心が高揚する)、そして去年出したセカンドはメジャーから、というところに根性を感じ、がんばってほしいと思っている。
この日のイベントの企画者ということで、初日は最初に出演、そして翌日は最後に出演という、何かおもしろいやりかただなと思った。
ハイトーンボーカルの名手、神谷氏、2、3日まえに喉の調子が悪いと日記に書いていたが、ちゃんと調子戻してるw さすがw
私自身はARGUMENT SOULを観るのは久々だったんだが、髪の長いほうのギターの人が、とても趣のある風貌の人になっていて、驚いた。
このバンドは、voが歌い上げる系のバンドとしては、リフのキレがそうとういいよね。
(会場で配られていたイベントのリーフレットにはスラッシュ系でもあるとの説明が。なるほど。)
私の好きな"Glory in the Past"は演らなかったけど、イベントの幕開けとして、十分空気を暖めてくれますた。
 
ENEMA
寡聞にして存在を知らなかったんだが、何かものすげえバンドだったぜ、おい。
つか、何で今まで知らなかったんだwって感じ。
ジャンル的には私の知ってる方面のはずなんで、、、
なんてことはともかく、SEがまだ流れている時点で気ままに(?)ギターふたりの演奏が始まり、その時点で音楽性の豊かさがひしひしと感じられ、おいおい、しょっぱなに続いてすげえのが出てきたな、と思ってたらベースとドラムが入り、さらに豊かに、そしてvoが姿現して、何かJURASSIC JADEのNobさんに似てるな、と思ってたら演奏がキメに入って、で、その後は何つーか痙攣が続くような演奏。
この日買ったCDを家で聴いたところ、まあ通常のメロデス、プラスEDGE OF SPIRIT系テイスト、という感じだったんだけど(voはかなり個性的)、ライヴではまったくそういうふうに聞こえなかった。
特に、ギターがふたりとも、「なぜそこでそのフレーズなんだw」という、ある種の飛び道具を繰り出し続け、びっくりし通しだった。
私の感覚だとハードコアテイストが主かな、と聞こえたんだけど、でも、そこにいきなりメタルの、しかもメロデス系とは違う、もっといにしえな感じのクサいギターソロが始まったり、いやあ、ともかく驚いたわ。
 
EACH OF THE DAYS
岐阜のバンド。
メンバーが楽しそうでそれがよかった。
音楽性は、これはあくまでも私の感覚だが、FROM AUTUMN TO ASHESを思い出した。
2曲めで気づいたけど、ドラムが女の人で、うますぎてびっくり。
ファンも多くて、勢いが感じられた(そして若い)。
あとで、会場で話してる人の会話聞いて知ったけど、voは元LOST EDENの人ね、なるほど。
 
INHALE
何の予備知識もなく観たんだけど、ギターの音がまさに私が一番理想と描く音で、何かすげえなと思ってたけど、メロディックなメタルな方面ではそうとう有名なかただったんですね、なるほど。(欧州のギター雑誌に載った! とか。)
わたしゃともかくレスポールが好きなんだけど、プラスKrankのアンプ(上下とも)で、ああいう音が実現できるのか、なるほど、とか思っていたけどずっと立ってるのに少し疲れてきてたのは事実w
ちなみに大阪のバンドで、これから音源をリリースしていくらすいです!
 
HYDRA
これも大阪のバンド。
プログレ的メロディックメタル?
ゲストで女性voとキーボードのかたが参加という、豪華なメンツでのライヴですた。(と言っても私は観るの初めてだったんだけど。)
HYDRA自体のvoの人が出てきたとき、最初女の人? とおもた。若いころはものすごい美形さんだったんじゃないだろうか、あのかた。
まあそれはともかく、このかたも高音の迫力がすごい!
その迫力のまま声伸ばし続けますかっ!? って感じだった。
関西弁のMCもまた、ラフな感じで楽しかった。
もうすぐアルバムを出すらすいです。
 
VIGILANTE
きたよ、トリ。
そして私が待ち望んだ。
(去年名古屋で見逃したので。)
プログレ色の強い知的なメタル。
voの丹羽さんの歌は驚異としか言えないでありましょう!
ハイトーンにもいろいろあるけど、ある意味velvet voiceだと思うぞ、velvet voiceって普通低い声に使う形容だろうけど、この人は高い声がそういう感じなんだよね、柔らかいんですよ。
それはHALFORDのカバー、"Resurrection"でより実感できた。
オリジナルのロブ・ハルフォードのハイトーンは金属的なのだが丹羽さんはやはり柔らかい。
とりあえず丹羽さんのことを書きたおすと、誰かに似てるとずっと思ってたけど、中田英寿だ。
例えば中田氏のかわりに丹羽さんがインタビューを受ける、という映像があったとして、他の人は「違う人やん!」と気づくだろうけど、私は気づかないと思う。
(表情が似てるから?)
まあ意味不明な話はともかく、ようしゃべったね〜、MC。
「10年くらいかけて、Disk Heaven(いちおう註・メタル専門CD屋)にしかCDが置かれないって状況から脱したんで、続けてればいいことあるんですよ」
という話が印象的だった。
セトリはほぼ去年の新譜からのみ。
ギターの人が、何か表情が豊かでおもしろかった。
丹羽さんとのやりとりも笑えた。
あと、バンド活動として、いろいろおもしろいことをやっているらしいので、ちょっとまた後日いろいろ紹介します。