「エド・ウッド」

去年の春、ビデオで録ってあるものをDVDに移すために今のDVDレコーダを買ったのに、今日初めてそれを行いますたwww
 
エド・ウッド」をまずダビングして、他事やりならがちらちら観ていたけど、ところどころやっぱ笑えたw
エド・ウッドは史上最低の映画監督と言われた人で、この映画はその伝記みたいな感じ。ウッド役はジョニー・デップ。)
 
あるシーンで、「幽霊は信じるか?」とAさんがBさんに訊いて、Bさんが信じない、と言うんだけど、そのあと
"Once you're dead, stay dead(2ch的に言うと、「1回史んだら史んでてください」)"
と言っててワロタw
 
あと、エド・ウッドが映画の撮影をしていて、元レスラーの俳優に悩める人の演技をさせるんだけど、撮影しながらそのレスラー俳優に、
「君は○○のことで思い悩んでる、思い悩む演技をして」
と指示するんだが、レスラーが頭を抱えたら、
「悩みすぎだ」
と言っててこれもワロタ。
 
 
ところで、以前観て以来私のなかでエド・ウッドは変人ということになっていたんだけど、今日観てみたら普通の人だと思った。
ウッドを演ってるジョニー・デップの笑顔とかが「ちょっとアレな人」を演出してるんだけど、悩んでる人を慰めたり、自分の映画が理解されないと落ち込んだり、恋人が去ったらやはり落ち込んだり、その後出会った女性に「君が好きだから最初に○○について打ち明ける」と言ったり、しごく普通の人だと思う。
つか、自分の作ったものが理解されなくて落ち込むなんて、普通の人のきわみだよなあ。
と今は思うのだが。
 
とは言え、彼のいったい何が普通でないかをひとつ挙げると、自分の作品への盲目さと言うか、まあ実際のウッドの作品を観たことないからそこまでひどいのかは知らんけど、この「エド・ウッド」を観ている限りだと、「自分はすごい!」と信じきっちゃってて、細かいところや押さえておくべきことを無視しすぎていると思う。
まあ、それは「変」って言うか、ただ「周りが見えない」とか「客観性がない」ということなんだけど、ものを作るときに「自分を無条件に信じること」と「しかし客観性は強く持つこと」が重要だというのがよく判ったw
 
 
あと、何故だか知らないけど彼を取り囲んで仲良くしている人たちがワロタ。
ビル・マーレイ演じるゲイはまっこといい味出してるし、ジェフリー・ジョーンズ演じるトークショーホストも、何故だかウッドの映画に楽しそうに協力したりしてて、「普通ここまでだめそうなものに協力せんやろw」と思うのだが、彼らは協力していた。
特にジェフリー・ジョーンズが演ってるトークショーホストは、軽薄な人柄を演出するためか、ウッドたちが撮影所にある巨大タコのセットを夜中に盗もうとしているところに、
「今夜はコソ泥をやると聞いて馳せ参じた」
とか言って現れて、ああ、ここもワロタ。
 
そうそう、ビル・マーレイはいい味出しすぎだw
ってかまたゲイとか女装とか呼び込んでるみたいなんですが、私www
(マーレイがゲイの役で、ほかに女装趣味の人も出てくるので。)
 
 
というわけでとっちらかった感想、終り。