NHK2008年度「テレビで○○語」雑感

去年度は、去年の終りからアラビア語以外全部観ていたが、今年度は、
ドイツ語
スペイン語
ロシア語
アラビア語
イタリア語
韓国語(ハングル)
を観ることにいたした。
 
アラビア語はあんまり興味なかったんだが、「迷子の警察音楽隊」という、エジプト/イスラエルの映画で、セリフのある一部において文語と思われるアラビア語が登場し、その音の美しさに大興奮したため、とりあえずNHKの番組だけ観ることにいたした。
でも実際に口語のアラビア語の音が好きかと言うと……判らんなあ。
(註:アラビア語は、文語と口語が全く違うらしいのだが、↑の映画で聞いたのがほんとに文語かはもちろん判らん、ただ、日本語の字幕が古語みたいに訳されていたのでそう思っただけ、と書いておく。)
まあ、「全く新しい世界!」という感じで今は楽しめている。
 
中国語を今回やめたのは、生徒が小池栄子だから。
フランス語をやめたのは、生徒役の女子のしゃべりがあまりにバカっぽく、また、わざとかも知らんがフランス語の発音がテロ的に悪すぎるため、観るのを断念した。
あと、発音指導専門の日本人が出てくるんだけど、指導法が全く私の志向と異なるから、というのもあるな。
(何か図を描いて、体でその図に似せた動きをしながら発音する、というもので、どう発音するかは指導していない、2回観た限り。「図を見ただけで発音法が判るかい!」と頭の固い私は思う。体の動きと発音を連動させるのは判るが、どうしても「口の中でどうしているか」を抜きで「発音指導」としているのが受け入れられない。)
普通に、日本語のできるネイティヴが発音の手本と方法を教えてくれたほうが判りやすい。
 
スペイン語は、生徒5人、という時点で観るのやめようと思ったけど、何かとんちんかんな人が多くて面白いので、観ることにした。
先生は福島という人で、昔見たことがあるな〜。
この先生は、ギャグが寒そうなのも、いい。
できれば去年出ていたミゲルにも残留願いたかったが、まあ仕方ない。
(ミゲルはたまに話す日本語がかわいかった。)
 
今回一番好きなのは韓国語かのう。
韓国人の先生の発音指導は、とてもよいぞい。
発音指導てか、ハングルの仕組みと発音の仕組みの説明のしかたが、よい。
ずっと、「陽母音」と「陰母音」の分け方が納得できなかったんだが(口を大きく開ける「あ」が陽なのは判るが、「お」のほうは、日本語に似た口を広めに開ける「お」ではなく口を丸める「お」のほうが陽だ、というのの理屈が判らなかった)、この先生の説明で、納得いたした。
去年の長井先生(?)も大変よかったけど、あ、でも、パク・トンハがいないのはほんとさみしいね〜。