英語でなければ……

最近、様々な言語の発音について調べているのだけれども、その過程で思ったことは、「世界共通語」が英語でなければ、人々はもっと時間を有意義に使えたかも知れないということだ。
英語は特に難しい言語でもないけれど、リスニングはかなり訓練を要する。
例えば、もし「世界共通語」がスペイン語であったなら……イタリア語であったなら……と考えると、人々は、「世界共通語」を習得する時間を、もっと短縮できたかも知れない。
これは別にこれらの言語が英語より簡単だということではなくて(両方とも英語にはない語尾の活用があるし、ほかにも手こずりポイントは複数あるようだ)、簡単な会話であれば、たぶんこれらの言葉のほうが短時間でできるようになる。
英語(特にアメリカ英語)は、やはり聞き取る訓練が長引くと思う。
(発音の習得は、正直あまり問題ではないような気がする。色んな国の人の、激しくなまった英語を聞いていると、うむ、これでいいのだ、と思える。)
 
そんなわけで、最近英語をかなり外側から眺められるようになった。
(かつては、なんだかんだで「英語を話す人」ゾーン(?)に取り込まれていた気がする。英語できますが? という傲慢さを持っていたと言うか。)