恐ろしくたまっているぶん少し3と思い出話

Lenny Kravitz/Mama Said
テープで持ってたの買い直し。
"Always on the Run"が大好きだ。

 
以下、"Always on the Run"を聴くと思い出す話。
 
大学時代、ちらっと軽音楽部にいたのだけれども、この曲をいつもやっているバンドがいてね。
ボーカルの人、Kさんが、カッコよくて有名だったんだよね。
なんだけど、案外おもろい感じの人で、私なんかは、カッコイイというだけできっとやなヤツだろうと決めつける狭量な人間だった(今でも、かw)なんだけれども、Kさんは、何か気楽そうで、悪い人ではないのだろうと思っていた。
ら、友人の友人が、Kさんと同じ会社に入ったとかで、卒業して何年も経ってから、
「カッコイイってよりおもろいお茶目な人、てか女子にいつもからかわれているようなキャラだった」
という話を聞いた。
よく女子たちと食事とか行って、でもそれはモテるからという理由ではなく、女子と混ざっておしゃべりするのが好きだったようで、食事後のお茶なんかでも、嬉しそうに甘いものを食べていたという。
んだが、おととしくらい、癌で亡くなっちゃったんだよね。
何かものすごく不思議なんだよな〜、人生で一時期実際に会ってた人が、会わなくなって何年も経って、もうこの世にいないってのがね。
 
軽音では、もうひとり亡くなってる人、Bさんがいて、この人は当時からほんと〜に人間ができていて、とても優しい人だった。
で、激しくおもろい人であった。
伝説となっているのは、みんなでだべっていたとき、彼が少し離れたところで「気をつけ」みたいなかっこうで立っていたから、
「どうしたんですか」
と訊いたら
「固まる練習」
と答えたことw
 
亡くなったのはほんとに残念だけれども、病死に関しては、私は死は必ずしも悲劇ではないと思っている。
むしろ、こういった人たちを思い出して思うのは、もし次どっかで会うようなことがあれば、例えばKさんなんかはほとんど話したことなかったから話がしてみたいし、Bさんなんかは、やはり笑いの師匠と仰ぎ、門下になりたいと申し出たい。
というようなことだ。