空白

さっきから、ひとの内にある空白というものについて考えている。
これは、空虚、というのとは違い。
まさに、空白で、真空、という言葉もけっこう近いかも知れない。
 
ほんとは、小説について考えていたのだけれども。
この春に書いた中篇〜長篇の主人公が抱えた空白のでかさがいきなりリアルに感じられて、色々考えていた。
(書いていたころは空白なんてものは意識していなかった。)
 
自分自身にとって、「書く」ということが(それが翻訳だろうが創作だろうが)、この空白ってものを埋める作業なのか、今はよく判らないのだけれども、ひとつ判っていることは、ある音楽を聴いて、それを気に入る・気に入らないというのは、その音楽がこの空白に入り込んでこだまするか否かで決めているってことだ。
と思う。
 
本日の文章は眠さに起因するものとして、読み流しください。