全然書いてないので

映画だが、「インサイド・マン」と「ナイト・ミュージアム」と「キングダム」をこっそり観てるんだけどね。って別にこっそりじゃないけどね。
 
インサイド・マン」は、そうだなあ、デンゼル・ワシントンは好きなんだが、ああいうちょっと軽めの役をやっているのを見ると、なぜか「これは彼の仮の姿だ」とか思ってしまう。シリアスな印象が強すぎるのか。
ジョディ・フォスターが出てたけど、あんまりあの役の重要性が判らなかったな、判らんけど、彼女を出すがために作った役、という気がする。
って言うか、今この映画のWiki読んで気づいたよ、スパイク・リーなのかよ、監督www
あ、「www」は、気づいてなかった自分に対してね。
へええええ。

Inside Man Official website

 
「ナイト・ミュージアム」はよかった、純粋に、面白かった。ベン・スティラーはいつの間にか出世していたな〜、って私が5年以上映画から離れてるから、当たり前か。
あれ観てあらためてつくづく思ったけど、私は、ほんと、「元はいがみあっていた者たちが最後は力を合わせる」って展開が大好きなんだよな〜。ドラえもんも、大長編が大好きだったのは、ジャイアンスネ夫のび太と団結するからだ。

ナイト・ミュージアム

 
「キングダム」は、試写会に行った。
最初に忠告しておくと、車に酔いやすい人は劇場では観ないほうがいいと思う。カメラワークが忙しすぎて、途中まじで退場しようかと思うくらい酔ってしまった。
内容は……観て十日くらい経ったけど、今思い起こすと、アメリカ人向けに、やっぱり単純に作ってあったと思う。もっと、心理戦や捜査のシーンを緻密に描いたほうが、個人的には面白くなったと思う。
カメラワークの話をしたけど、結局、考えさせる、ってより、観る側に、FBI捜査官になった気持ちを味あわせると言うか、傍観者のまま観ていられる作りではなかった。
けど、よかった点は、サウジアラビアの警官役の人。もんのすごいいい男だった。美形って感じではないが、表情と佇まいにすごく色気があった。この人が実際何人なのかは判らないが、何となく、普段、宗教や伝統やその他のものに抑圧され続けているがゆえに出てくる色気のように思う。
そう考えると、けっこう抑圧の強い日本の男性たちも、もっと色気のある人が多くていいような気がするが、やっぱり生き方の方向性が違うのかな。
いや、どっちがいい悪いってことではなくてさ。日本のスタンダードって、やっぱり大人の色気(どう動くか、どういう結果に辿りつくか判らないもの)より、従順な幼さ(結果が予想がつくもの)なんだろうな。それは、女性に(知的な意味での)知性が要求されないことにも表れている。(人間的賢さは強く要求されていると思う。)
まあ、別にそれでもいいと思う。合う合わないの問題だろうし、たぶん、この世から武士がいなくなってから、抑圧ゆえの色気なんて消滅しちまったのさ。

キングダム/見えざる敵