藤原母子、哀川翔、etc.
最近読んでた本。
- 作者: 藤原正彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/12/22
- メディア: 文庫
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他にも様々なエッセイが収録されているが、興味深いのは「満州再訪記」。出生地である旧満州を家族と母と一緒に訪ねた際の記録だ。
って堅い内容に思えるかも知れないが、基本的に、「当時とはあまりに様相が変っていて、目的の場所がなかなか見つからない。母に訊いても『そんなの覚えてませんよ』と言われる」とか、そういうくだりが多くて、著者の思い入れと対照的な母親の泰然とした感じが何か笑える。
- 作者: 藤原てい
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2002/07/25
- メディア: 文庫
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これを読んでるとき、二度ほど電車を乗り過ごしそうになった(笑)。そのくらい引き込まれる本だ。
壮絶な内容だが、時が経てば↑で書いたように泰然とできるのだなあ。老人になったからなのか。女性だからなのか。ひとりで子供3人を日本に連れ帰った母だからなのか。そんなことを今ちと思いますた。
- 作者: 柳美里
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1999/10/01
- メディア: 文庫
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著者は在日韓国人なので、家族の記述が興味深い。バックグラウンドが違えば常識が違って当然なのだ。
- 作者: 哀川翔
- 出版社/メーカー: ぴあ
- 発売日: 2003/10/31
- メディア: 単行本
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まー10年以上前からファンだったってのはけっこう自慢だね、出演作品あんまり観たことないけど。
- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2000/03/17
- メディア: 文庫
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あとがきによると、この短編集は「奇跡」がテーマで、現実ではありえぬことが起る話が多い(死んだ人が現れるなど)。でも「あってもいい」奇跡だとは思うな、そういうのは。
「地下鉄(メトロ)に乗って」もそうだけど、そういう「あってもいい」奇跡を描いているこの短編集も、全体が不思議な優しさに貫かれている。
ちなみに、わしが哀川翔のファンになったのは、この浅田次郎の「とられてたまるか」をVシネマ化したのを観たのがきっかけで、哀川翔の役は「じろうちゃん」。小説は読んでないけど、浅田次郎は893をやっていたことがあるらしいので、恐らく自分の過去について書いたものだろう。