やっとB-T新作聴いた

春になってから別の世界にどっぷり浸ってたもので、B-Tがこの春に新作出すなんてことをすっかり忘れていた。
「聴いた」っつっても、まだ1回目の途中なんですが。視覚的なとこ、歌詞の内容、トータルなコンセプトからして、わしにとってはこれまでで一番特異な作品だな〜。相変らず、「これやるのは/やれるのはB-Tしかねえだろ〜な〜」ってクオリティなのは確かだが。
某所で、誰かが「暗さを娯楽にした、という感じで、マンガを読むような感覚で聴くよろし」と書いてたが、まさにその通りだな。歌詞も完全に「物語」だしね(その分自分にとっては期待はずれなのだが。まあこれまで数々の悩める人間の言葉を残してくれたからよしとする)。
「Sexy Stream Liner」が出たとき、その音数の少なさに驚いたのだが、今回はそういうところも超越した、それこそバンドという編成さえ忘れさせるような、「音」で「物語」を語り、そして「見せる」ことに成功しているね。
あ、今最後の曲になったぞ。ほんと今井くんの頭はおもちゃ箱だね〜、と思った。
  
曲としては、今のところ、"Passion"てのと"夢魔-The Nightmare"というのがよい。特に後者は、これまでのB-T路線を踏襲したまま今回のアルバムに溶け込む内容になっており、カッコイイだけでなく興味深い。しかし、わしがB-Tのサウンド面で一番好きな、「実はベースラインが曲の全てを引っ張ってる」って、そういう特徴は今のところこの"夢魔"にしかない感じがして、そういう意味でも個人的には肩透かしくらっておる。クオリティ高いのは確かとしてもさ。
  
ま、1回めはこんな感じっす。