英辞郎傑作選

昨日にひき続き、英辞郎のヘンな日本語。(あ、けなしてるんでなく、ツボだった表現、かな。別に間違ってねえし。)

  • いいとも。/商談成立だな。/それで結構です (It's a deal.)
  • 商談成立ですな、これで手を打ちましょう、握手をしよう (Let's shake on it.)
    →以上の2文は前後して載っているのだが、利用者の投稿を採用するという英辞郎の性質が如実に表れているな。表記のルールが統一されていない。恐らく、後者も、前者と同じく、「、」で区切られた3例は独立した表現であり、そのどれでも”Let’s shake on it.”の訳になるよ、ということであろう。しかし、ここはあえてまともに、「商談成立ですな、これで手を打ちましょう、握手をしよう」と言ってる商談の場を想像したい。
    あと、やはり看過してならんのは、「〜ですな」という語尾だ。この訳を投稿した人は、おっさんな気分だったのであろうか。いや、実際におっさん翻訳者だったりして。つーか「〜ですな」ってわしの口癖じゃないですか、っていや、違う、↑を投稿したのはわしじゃない、断じて違う。
  • 「24時間スト決行の発表があったよ」「そうか、ついにストに突入か。ようし団結だ。頑張るぞー」("There was an announcement that we were going on a 24 hour-strike." "So we're finally going on strike. We are united. Let's go.")
    →"Let’s go"が「頑張るぞー」になるくらいのことは翻訳の世界では日常茶飯事であり、これしきで「いいの?」なんてゆうてては優秀な読者にはなれない。はい、すいません(あ、ほんとに「頑張るぞー」はありと思うけどね)。
  • 分かりにくいエンドユーザーの説明 (confusing end-user explanations)
    →がはは。現場に派遣されるSEとかプログラマとか、お客様相談窓口の人とかの本音が如実に表れてる表現だな。