いよいよ大詰めだ

東京新聞(わしの地方では中日新聞)の社説に著作権法改正の見直しを示唆する文章が。そして署名は36000を超えた。きたね。きたよ。
で、正直なところ。法案は今のまま通ると思います。もちろんこの予想は外れてほしい。だけどさ。
昨日出た答弁から感じられる、「うっせー、野党はすっこんでろ」的アティテュードからして、彼らが改心するとは思えないが、そのまま法案通ったところで、彼ら文化庁とレコ協と大多数の政治家が示したのは自らがおおいなる無能だということだし、何度も書いてるけど、わしらから買った恨みは一朝一夕では消えないし、信用も回復しないだろう。
けど。何が言いたいかと言うと。何か自分は「ゆるさねえ」状態は脱してしまったんですよ。恨みに駆られる衝動がいい結果を生むこともあるかも知れないが、けど、今自分が感じてる、「何が起ろうが」みたいな覚悟を伴った晴れ晴れした気持ち、それは多分「ここまでやった」というところから来るのだと思うけど、この晴れ晴れした気持ちに至ったところから、わしらは始められると思うんですよ。法案が通ろうが。
最初から思ってたのは、文化庁もレコ協も、何の理念もないってことだった。その理念のなさに気分の悪さを覚えた。そして、思ったものです、わしらが言ってるのは、ただCDが安く買いたいということじゃない、あまりに行き当たりばったりな「えらいひとたち」のやり方に根本から反発できる、何つーか、ちゃんと心傾けた考えってか、そっから始まる「反対」だったんだよな。
で、今結果が出た。あえてこれを結果と言うよ。理念のない側ののらりくらりした態度に激怒したことありつつも、みんなどっかでは判ってるはずだ、「自分たちは結果を出せたんだ」とね。
法案が通ったら、不買ってのもありだろう。最初は恨みからでもいいと思う。自分もいざ法案とおったら、また恨みがましいこと書くかも知れない。けど。自分で判ってるからいいんですよ、何で自分がレコ会社たちのやり方に反発したいのか、しなきゃいけないのか、全部判ってて、しかもそれがちゃんとした「音楽が好きだから」というところに支えられてるのも判ってるから。だからこそ、わしらは結果を出すことができた。
もちろん、審議はまだ、あさってだ。明日は、小野島さんたちが出した質問状にレコ協と文化庁から回答が返ってくる日(判らんけど)。けど、これから長くなるであろう道のり、今の気持ちがあったらやっていけるって判ったから、今のわしは満足なんだな。