今思ってること

23日に参院で決議かよ。まだ通ると決ったわけじゃないが。可決にもっていきたいレコ会社とかは、ネットとかでわしらみたいな反対派が騒いでる動き知って、議員に賄賂送ったりすんのかな。
おととい「ラクになりました」と書いたけど……何つーか今は……。
自分はずっとうるさい音楽聴いてきて、正直大学の頃とか、評論家とか音楽雑誌編集者になりたかったですよ、あるいは音楽業界で翻訳/通訳ね。理由は恥ずかしいことに好きなバンドに合えるからいうやつね。そんな動機ではだめですから、知らんうちに翻訳は別の分野でやろう、音楽は趣味でOKな感じになってたワケですが、SLAYERサイト作ったことで今思えばめちゃめちゃラッキー出会いをし、日本のヘヴィシーンにのめり込みさらにいろんな人と知り合い、それと並行して、海外バンドCDの歌詞対訳が一部あまりにヒドイのに気付き、「バンドへの敬意は全く払われてないんか? 言いたいことこんな風に捻じ曲げるだけの実力しかない翻訳者がのさばっててどうする」というようなところから某レコード会社兼音楽雑誌で使ってもらえるようになったわけです。
今はインタビューの通訳/翻訳を、本業の産業翻訳と並行してやっているわけだが、来年あたりから音楽1本にしぼって取引する相手を増やすつもりだった。で、最終的には歌詞対訳をし、最低読む人がバンドの言いたいことを誤解しないものをつけたい、とおもっとったわけです。
今の法案問題で、こういう志は頓挫しました、ええ。現場……つまりわしが接する音楽業界の人は今法案通そうとしてるおやじどもとは違うのはよく判ってるけど、この日本って国で、底辺からの変革なんて可能なのか?
法案が通ったら、自分は日本盤不買の方向にいきます。んなことしてたら音楽関連の翻訳/通訳仕事の量を増やせないだろうから、まあ今の感じのペースで続けるであろう。あるいは海外と直やりとりだな……勿論、今の法案がいけないのは、そうやって海外と直接やりとりできない人の選択肢が著しく減るいうことなんだけど。
つーか色々考えて、輸入盤が買えなくなるとかそういうことより、やっぱ最初にこの話を聞いたときに持った危機感、これは文化的鎖国だ、と。そういうのを支持する国って何なんだ、と。音楽でしめつける法案が通ったら、本(はすでに今回の改正でしめつける方向にいくらしい)、DVD、ゲーム、すべてしめつけを開始すると思う。そういう危機感がわしを動かしたと思う。
技術面だけが先進国で精神的にはほんとに後進国で、どんどんどんどん塞ぐ方向に向ってて、今ほどこの国に失望したことはない。一産業の過剰な保護をするために、何で著作権なんて大義名分を使う? つーかこうやて失望させ立ち上がる力を萎えさせるのが最終的な目的なのだと思うが、本気で脱出を考えるぞ。今までどこの国行っても悪いところはあるし、日本もいっぱいいいところあると思ってたけど、政治レベルでは蛆虫だな。
さ、法案阻止に動かなきゃ。並行して、自分磨きに拍車かけるか。って「自分磨き」ってイケてない言葉だな。