直感的に疑問に思うことが……

洋楽タイトルの輸入規制法に関してだけども……ふと思ったのだが、これって国内盤と輸入盤の価格に差があるので輸入盤を輸入できなくするよ、というハナシなんだけども……。

日本盤に比べて著しく安価な洋盤が国内において頒布されることにより権利者の得ることが見込まれる利益が著しく減少することとなるような場合には、法案第百十三条第五項が適用され、著作権又は著作隣接権を侵害する行為とみなされることとなる

ということなんだけど、「権利者」って日本のレコード会社だよな? この人たちが一体何の権利を有しているんだ? 金をもうける権利、としか思えないのですが(あえて稚拙な言い方をすると)。
海外のアーティストが海外のレコード会社のもとで作ったCDを買う場合、つまり輸入盤を買う場合、取りざたされるべき権利はそのアーティストの著作権とレコード会社の利益を得る権利、だけなんじゃないの? どうしてそこに日本のレコード会社が権利を主張できるんだ? 日本のレコード会社が発掘してきた海外のアーティストってのがいればともかく……。すべては「この国の産業を守るため」ということなんですかね?
この周辺のハナシは複雑すぎて、とてもじゃないが理屈で語ることができない。から、直感的に「?」と思ったこと、直感的に「……今後音楽が聴けなくなる」と危機感を感じたこと、ってなところだけでこの問題にはかかわっていこうかと。
つーか、以前から日本盤に対して、「歌詞対訳が……」と言ってきたわけだが、ここにきて、どんな低い質の対訳だろうとよくなってきてしまったわけですね、さらに。
つーか、こうやって自分がやろうとしてる志が萎える、って状況が……既得権利層が自分らを守る方向にばっかりいくことで、それより下に位置する若い連中なり志ある連中なりがやる気をなくしていくという状況が……あまりに多すぎませんか、この世の中。既得権利層もそうだけど、規則がちがちの価値観の企業とか。うちの課でも、ある若者がある技術を身につけたい、と上司に言ったとき、「それをやる設備の使用が許可されない」という理由で却下されてた。
……鬱だからNOFX聞いてうかれてやるー。
という自由も今後なくなるかも知れない。
一人でここで言っててもらちがあかんので、ちょっともうちょっと事情判ってる人に歩み寄ってみようかと思う……。