「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は最初ストルツだったわけで

なぜかエリック・ストルツが自分のなかでリバイバルw
 
バック・トゥ・ザ・フューチャー」は、マイケル・J・フォックスの都合がつかなくて、最初エリック・ストルツでしばらく撮影していたらしい。
が、コミカルさがない、とか、高校生に見えない、ということで結局フォックスになったらすい。
 
ストルツ・バージョンの画像だけ拾った。

Eric Stoltz in Ritorno al Futuro

確かに、ストルツが画面に入ると、イギリスの耽美な青春映画のように見えるw
気の弱いお父さんと同類っぽいと言うか、一緒にうじうじしそう。発破かけるとか、できなそうw
 
 
ファンになったのは、「フルーク」って、子供向けの映画を観たとき。
顔だけじゃなく、声としゃべりが、優しくて弱そうで、たまらんかった。
 
Wikiではこんな感じ

エリック・ストルツ

 
「初体験/リッジモント・ハイ 」は、フィービー・ケイツとかショーン・ペンで有名だけれど、ストルツは確か"Stoner 2"とかいう名前でクレジットされて、ほんとちょっとだけ出ていた。
 
ってか主なフィルモグラフィを転載すると、

初体験/リッジモント・ハイ Fast Times at Ridgemont High (1982)
マスク Mask (1985)
恋しくてSOME KIND OF WONDERFUL (1987)
ザ・フライ2 二世誕生 The Fly II (1988)
セイ・エニシング Say Anything... (1989)
メンフィス・ベル Memphis Belle (1990)
女神がそっと微笑んで Money (1991)
シングルス Singles (1991)
ウォーター・ダンス The Waterdance (1992)
キリング・ゾーイ Killing Zoe (1993)
パルプ・フィクション Pulp Fiction (1994)
若草物語 Little Women (1994)
ゴッド・アーミー/悪の天使(1994)
ロブ・ロイ/ロマンに生きた男 Rob Roy (1995)
グレイス・オブ・マイ・ハート Grace of My Heart (1996)
アナコンダ Anaconda (1997)
ルールズ・オブ・アトラクション The Rules of Attraction (2002)
バタフライ・エフェクト The Butterfly Effect (2004)
バミューダ・トライアングル Triangle (2005) テレビシリーズ

「マスク」は、ジム・キャリーのでなくw、真面目な映画。泣けたよ。
顔は特殊メイクだったので出てこないけど、シェールと共演で、まあこういう社会派(?)な映画で有名になったってことで、ルックスじゃなくて演技派、みたいな道が最初から決っていた、というようなところはあるよね。
 
「セイ・エニシング」は主役はジョン・キューザックで、ストルツはパーティーのシーンで、確か鳥の着ぐるみか何かで来て出てきてたような気がするw
確か、この映画の監督に、自分が撮る映画には必ずチョイ役でもエリックを出すからね、と約束されて、それで鳥で登場、だったような。
(鳥だったかなあ、鳥だったよなあ。「ちょwww」とだけ思った記憶は鮮明にある。)
 
「女神がそっと微笑んで」は、怠け者のぼんぼんの役だった。
これは近所でビデオが見つからなくて、友達の家の近くのレンタル屋で見つけて、有頂天になって借りた覚えがある。
てか、そう! 何かこの人の映画は必死になって探したよ。今振り返るとがんばったと思う。
 
 
個人的には「パルブ・フィクション」がやっぱいいかなあ。お薬の売人の役。ちょっと長髪で。いい加減そうで。本人がそういう人じゃないようだから、何か逆に見てて興奮したw
 
あと、「ゴッド・アーミー」ってのは、クリストファー・ウォーケンさまが出ているんだけど、ウォーケンさまは悪の天使でw、ストルツは善の天使。ふたりとも外見そのままな役、てな感じでw
欧米では、天使は生身の存在だったりするので、ストルツも、何かどっかに潜伏していてご飯が食べられず、そこを主人公たちに助けられる、みたいなシーンがあってウケた記憶がある。この天使のときも長髪。
 
あと、長髪時だと、「スリープ・ウィズ・ミー」。
映画としてはストルツが出てるのの中では一番好き。
いい加減そうなんだがいい加減じゃない、という夫の役で、ってか、最初奥さんのほうに裏切られて、自分も仕返ししようと思うんだけど、結局できなくて、いろいろあって、結局奥さんは自分に戻ってくるんだけど、そのときの、"Pisses me off(ムカつく)"ってセリフが忘れられん。
そう言って、家へ帰るべく車を発進させるんだけど、このシーン見たとき、子供がいなくても、夫婦だけでもう家族なんだな〜と思った。
この映画は、インディーなんだけど、クエンティン・タランティーノが脚本をいたく気に入って、パーティーのシーンで出てくるんだよね、「トップガン」はゲイの映画だ、と力説しながらw
 
インディーと言えば、「ウォーターダンス」がすげえ好きだ。
ウェズリー・スナイプスも出てる。
(ちなみにウィリアム・フォーサイスって、私がけっこう好きな渋いおっさんも出ている。誰も知らないと思うけど。)
ストルツは下半身麻痺で入院してて、恋人のヘレン・ハントがたまに訪れるのだが、恋人と言ってもハントは結婚してるんだよね、彼女的にはストルツとは不倫だよね。
で、一度、彼女と病院の外に出たとき、彼らが出会ったころの話をしていて、
「あなたがこっちをじっと見てきて」
「見てきたのは君のほうだったよ」
「あなたのほうだってば」
てな他愛もないやりとりのあと、ストルツが別れ話を切り出すっていう流れが、めちゃ好きだった。
 
 
そんなわけで、重要なところで、案外「キリング・ゾーイ」なんかを観ていない、やっぱりコンプリートができない私なんだが、"Keys to Tulsa"とか、確か日本では公開されてないのも意地で探して観た。
 
そして、たぶん今では「レアすぎwww」な、確かタイトルは「ルーザー」って映画、これはストルツが長髪で、だめなロッカーを演じると言う、個人的にはストライクゾーンな映画だったんだけど、まあ、いつも通り、情けない役だったということと、ロッカーらしくないたるんだ腹にびっくりして、「ちょwww」と思った。
 
あと、"Inside"って、南アフリカを舞台にした、これはどうもテレビ映画らしいのだが、これは豪州にいるときに観た。
激しく救いようのない話で(ネタバレすると、最後独房で自殺しちゃうんだよね、ストルツの役の人が)、彼を拝めるのは嬉しいけど、二度と観たくない。
 
 
こう書いていくと、私はそうとう彼が好きだなw
私にとってはものすごくハンサムなんだけど、ハンサム、という役どころはたぶん一度もやったことがないと思う。
ま、いいんだけど!