僕らの今後

BUCK-TICKの"モンタージュ"って曲がよく頭を流れるんだが、歌詞に「僕ら」と出てくるので、最近「僕ら」が自分のヒット言葉になってるw
ってことでむりやりエントリタイトルに「僕ら」を使用w
 
 
本題。
SUNS OWL、Satoo氏の命日に考える、日本のヘヴィロックシーンの今後。
 
なんて大風呂敷なんで、こじんまりとまとめさせていただきやすがw、私がファンだから言うわけでもないが、当然OUTRAGEに橋本直樹復活、は大事件だ。
が、去年の秋からずっと思ってるけど、彼が復活することが、そしてOUTRAGEが(恐らく)メジャーに戻ることが、ヘヴィロックシーンそのものにどれだけの影響があるのかは、正直判らない。いい言いかたをすれば未知数ということなんだが。
 
ってのは、とりあえず単純に考えてみると、いや、一歩踏み込んで考えると、かな、橋本直樹のいるOUTRAGEってのはメジャー色が濃いわけだが、うるせー音楽の周辺ってのは、ファン側は完全に住み分けができちゃってる気がするんだよね、メジャー志向のリスナーとメジャー以外も視野に入ってるファンと。
だから、橋本直樹が戻ったことにより集まった人々(新旧ともに)が、そのまま日本のヘヴィロックシーン全体に興味を持つかと言うと、別問題で。
3人時代にさかのぼって、おおこれもいいじゃないかと、そういう向きであれば、可能性はあるかも知れないが。
 
 
OUTRAGEがらみでは、こんな感じで考えてるんだが、全体としては、ともかく、新しいところへ出ることに臆するな、と、そんな感じかなあと。
 
ってのは、昨日たまたまGARGOYLEのライヴに行ったんだけど、ほんと極上のメタル(スラッシュ寄り)なわけですよ、でも住んでる世界はビジュアル系なんだよね。もちろんそれがいけないわけじゃないが。
私はもちろん「GARGOYLE」を観に彼らのライヴには行ってるけど、同時に、「自分の好きな音楽、すなわちヘヴィな音楽」と聴くために行っているわけです、しかし、来ているファンのほとんどは、「ビジュアル系としてのGARGOYLE」のファンなのであって、そしてまたGARGOYLEが他のバンドと対バンする際はいつもビジュアル系と演っているのであって、そうすると、ひとつの限られたコミュニティの人間しか彼らを知ることができないわけです、それでは、もったいなすぎるんだよね、あのバンドは。
 
しかし、結局のところ、本人たちが、ビジュアル系の世界だけでいいかな、と思っているフシがあり、まあ本人らがそれでいいんなら別にいいんだが、「音楽性」主体で考えてしまうと、やはりもったいない。
 
そんなわけで、昨日からやっと、ひとつのところにとどまることを是としなかったBAT CAVE、そして現PROPAGANDIZの考えの片鱗が、理解できたような気がした。
 
いいものであれば、どこに行っても何がしかの手ごたえを感じる結果がいつかは得られるんだと思う。
うるせー音楽は日本では非常に受け入れられにくいとは思うが、それでもとにかく自分にとっては楽しいから、と続ける人が絶えなければ、風が変るときが来るかも知れない。