悲しみを語るな/悲しみを語れ

人は、自分がどれだけ不幸だったか、どんな悲しいことがあったのか、他人に話したがる。
けれど、ひとつひとつの、悲しい出来事、苦しい出来事に、それほど意味はない。
本当に意味をなすのは、それらの出来事や経験を通して、どんな自分になったかだ。
今ここにある自分以上に、重要なものはない。
 
ただ、それとは全く別に、悲しみ・苦しみをどう克服するのかを語ることは重要と考える。
その渦中、何を感じたかをつづるだけでもいい。
それは、のちのち、同じ状況におちいった誰かを必ず救うだろう。