バンド固定（NINE INCH NAILS）のカバーイベント
カバーイベント全般についてはこちらのエントリをどぞ
本題。
こないだBUCK-TICKのライヴが終ったあと、トム・ウェイツを普通の声にした感じのおっさんが、"I hurt myself today"と歌ってる曲が流れてきたんだよね。NINの"Hurt"のカバーだわさ。
正直「この野太いおっさん声www」とウケたんだが、NINをカバーするにあたっては、原曲といかに離れるかは、実は重要なところだと思う。
トレント・レズナーは別にうまいシンガーでもないが、あの声でない限り、NINではありえない。
また、「よく考えるとただのポップス」である曲を、NINでしかありえないものにしているのは、最先端、あるいは斬新なノイズやリズムの使用法、最先端の録音技術である。
ので、あえてこの２点をばっさり捨てることで、NINのカバーは面白くなると思う。
メロディと曲の骨格だけもらってきて、あとはカバーしたい人が好きにアレンジ。インダストリアルではよくあるリミックスと同じ主旨ではあるが、ライヴで再現することを最優先とし、生音での勝負を推奨。
という主旨で複数のバンドがNINをカバーするイベントが激しく観たい。
バンドごとにかなり違った解釈のカバーが聴けるはずだ。
と考えていて、トリビュートアルバムは出ているか調べてみたが、ざっとみたところ、
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1070292 ←ゴスアコースティック
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1508878 ←ピアノ
http://www.amazon.ca/String-Quartet-Tribute-Nine-Nails/dp/B00006JM9I ←ストリングス
と、やはり普通のカバーではないな。個人的にはピアノのを聴いてみたい。
（ちなみに、ゴスアコースティックのに"Hurt"があるので、B-Tのライヴで聴いたのはたぶんこれではないか？）
ひとつ、
http://www.amazon.com/Radiant-Decay-Tribute-Nine-Nails/dp/B00002R16R
という、他のバンドたちによるカバーが主旨になっているぽいのもあるが、ひとつもバンド名を知らない。
まあトリビュートはともかく、NINを料理するイベントきぼんぬ。
生音のみでどういうものに変身するのか？ に興味あり。
