メタルはなぜださいのか

周期的にこの問題が頭をかすめる。
以前、『へびめた』と略されるとバカにされているのが判るので不快だ、ということを書いたが、そことは別のところでの疑問だ。
なぜなら、欧米でも、メタルはバカにされる傾向があるからである。
 
やっぱりファッションなのかしら。
メタルバンドTとか、正直、けっこう「え〜」というものが多い。
言わずもがな、私はSLAYERが好きだけども、あのバンドに関して、唯一受け付けないのが、アルバムのジャケットと、Tシャツのデザインだ。
アルバムのジャケットで受け入れられるのは、「Diabolus in Musica」と「God Hates Us All」と「Undisputed Attitude」くらいで、あとは正直好きじゃない。
Tシャツも、鷲のやつはカッコイイけれど、あとは着る気になれない。
 
うるさい音楽がおしゃれな方向に向ったのは、グランジ/オルタナの発生からだという認識があるんだが、クリス・コーネルもかつては長髪でレザージャケットを着ていた。
 
やっぱりファッションなのかしら。
長髪とか。
男性が長髪で爽やかに見せるのは至難の技だ。(金髪は得だけれども太っていたりするとやはりむさくるしい。)
あとレザーはなあ。汗かくと空気汚染があるしなあ。
 
もしメタルという音楽が、清潔感のある格好で奏でられるものだったら、たぶん女性ファンはもっといたと思うし、あんまりバカにされなかったと思う。
メタルは音楽性だけでなく、汗くささ、薄汚さも付随してのものだってのが……いや、しかし、反社会的、あるいは悪魔的な歌詞を爽やかな青年に歌われても説得力ねえか。
 
ってことで、メタルは汚くてださくていいのだ、という結論が私の中で出たようです。