大体5メートルくらいのお別れ

会社からひつれいします。ちょっと前に書いてた文章up。
 
先日、うちの部署で課の編成替えがあり、我が課から4名ほど門出することとなった。
我が課で唯一の若者であった青年は設計の課へ、他3名のオーサンたちが特定顧客対応の課へ旅立っていった。
 
と言っても、席替えもしていないし、今後席替えがあるにしても、彼らは現在の場所からほんの5メートルくらい動くだけなのだが。
 
しかし、私が悲しいのは、特定顧客対応の課にうつったオサーンが全員、私の観察対象だったことである。
オサーンたちの中には、よくここで話題に出す泉・げろはげ地蔵コンビが含まれており、さらに、ここではほとんど紹介したことないけども、私としては一番の愛すべきキャラであったオクレ氏(仮名)も5メートル移動するのである。
 
アホみたいな話だが、私はここに派遣されて以来ずっと「語録」をつけており、会社で耳に入ってきた笑える会話や独り言をメモっている。
その8割を占めるのがこのオクレ氏の発言だ。
ここで紹介していないのは、いつかまとめて、という思いもあったからだが、今後、彼の名言を記す機会は、大幅に減るに違いない。
 
まあ名言と言っても、行っても揉めるだけと予想される出張に急遽行くことになったとき、
「どうしよう。あっちで体調悪くして帰ってこようかな」
と言ってみたり、自分の担当機種のことを訊かれても、
「私に質問しないように」
と言ったり、会社のエネルギー費用節減のため何ができるか話し合ってるときに、
「会社に来ないとか」
と提案したり、何かの作業について「終った?」と訊かれ、
「何もやってない」
と答えたり、全然感銘を受けない発言ばかりなのだが、そこがよいのだ。
 
また、オクレ氏は、仕事中、会議中、タイミング構わず寝るクセがあり(そういう病気かも?)、ひとに質問して、答えてもらってる間に寝入るなどの技も持ち合わせている。
普通だったら許されないことなのだろうが、オクレは悪びれる様子はなく、寝ているとき上司に突然話しかけられても、
「え? もういっかい」
と平然とリクエストする。
また、あるときは、課の忘年会か何かで座ったまま寝入り、みんなで、
「オクレさん、電話ですよ」
などとからかってみたら、寝たまま微笑みがちに肯いていた。
 
このようにラブリーなオクレと5メートルもさらに離れ、私にどう生きていけと言うのだろう、会社は。
 
とか言いながら、ムカつくときは大変ムカつくオサーンなので、喧嘩したこともあったってのが実際のところだw