夢ではふさふさ

我が課には、頭髪の危機に瀕している人が、ふたりいる。
1.げろはげ地蔵氏
2.泉氏(仮名)
 
ちなみに、泉氏は、自身が危機に瀕しているのに、地蔵氏に「げろはげ地蔵」などと名付ける余裕のある人である。
ひとのことばかりでなく、たまに自身をも「はげ」などと呼んで自虐的茶化しを口にするため、正直まわりは反応に困っている。
 
が、基本的にうちの職場は頭髪系の茶化しはオープンであり、地蔵氏なども、別の課の人から、
「地蔵さんこないだ廊下走ってたけど、もっと颯爽と走らないと髪もなびかないよ」
などと忠告されている。
 
ところで、ゆうべ職場の夢を見たのであるが、そのなかでは、泉氏の髪はふさふさであった。
泉氏は独り身なのであるが、わしは彼の髪の変化を見て、
「彼女でもできたのかなー」
と憶測していた。
同じ場に、地蔵氏もいたが、地蔵氏は現実と変らずだった。
 
この夢は何を暗示するのであろうか。と考える月曜の朝である。