GARGOYLE「密界」感想

(実際に書いてるのは5/6だが、5/4から書いてなくて空いているのでさかのぼって5/4づけで書く。)
 
静かな曲から始まったんで、「アルバムツアーじゃねえからなあ、静かな曲指向のライヴだったらどうしよう……」と思ったが、2曲めから望み通りメタル魂炸裂の曲が続きました(笑)。
アルバムツアーじゃないので、昔の曲をいっぱいやってくれて満足であった。ってここ2年くらいの曲も大好きなんだけどね。
今回は衣装がいつもの和風だったり民族風だったりする感じじゃなく、鳥肌実かよ、って感じで(Kiba自身は「耳なし芳一みたいですが」とゆうてたが)白い文字で埋め尽くされた革ジャンだった。Kibaの右胸辺りには「大和魂」とでかく書いてあったから、よう考えてみりゃ鳥肌実とやっぱ同じ路線じゃんw
 
ここ10年以上、ほぼ毎年1回はGARGOYLE観てるんだけど、最近特に感じるのは、謙太郎(G)って実はすごくね?ってことっす。
元々、まあKibaは完全なる独自路線の歌い手だから上手い下手で語れる範疇の芸ではないが、楽器隊の人たちは、ほんとうまいんだよなー。特に勝治(Dr)はなあ。昔から言ってるけど、世界で初めてブラストビートを音源に入れたのはGARGOYLEだとわしは思っている(笑)。
いや、ほんとに、昔、某掲示板でGARGOYLEの話を出したら、そこの常連さんたちが、「元祖デスメタル」とか「元祖ダミ声メタル」とレスくれて、そのへんで初めて「このバンド、音楽単体でも評価高いのか?」と知ったのだけども、ともかく、話戻して、そのうまいバンドの中にいて、謙太郎は途中加入で、しかも最初は与太郎というもう一人のギタリストと一緒で、で与太郎が脱退してからはずっとひとりでライヴをこなしているわけだけども。
リードんときとか、どうやってるか知らないけど三度でちゃんとハモらせて、「ギターふたりおったらな〜」という失望もわしは感じんし、以前よりさらに、ギターでライヴひっぱっててるなあ、という感じがする。
アルバムも、曲やリフがいいという大雑把なことだけでなく、あらためて細かく聴いてみると、味あるフレーズが入っていたりする。
最初はただのルックス担当兄ちゃんかと思っていたんだが、GARGOYLEでルックス担当要員なんているわけねえわなw (Toshi(Ba)も美形だし。でもその美形さはバンドの路線と全然関係ないし。)
 
あと、今回のKibaのMCで印象に残ったんは、(以下要約)
「ライヴというのは形に残らないもので、お腹がふくれるわけでも何かの役に立つわけでもないけど、だからこそ、ほんとに心からやらないといけないと思う、お客さんがここまでわざわざ足運んでくれたんだから、来てくれた人の心に何がしかの感動(?)が与えられる、そういうものを観てもらえるように、僕らずっとがんばってきてます」
というような話であった。(もっと違ううまい言い方してた気もするが。うまく要約できんくてすまんです、Kibaさん。)
 
そんなわけで、次回名古屋はサマソニとかぶるのでちと行けないかも知れないが、毎回、GARGOYLEのライヴはほんと楽しめる。
 

バンド公式サイト
 →http://firstcell.net/gargoyle/paso_index.html
「Music」コンテンツで曲が聴けます。かなり純メタルなのでメタル好きで知らん人おったら、まじお勧めっす。