Legacy

ってTESTAMENTの話をしたいんじゃないです。
 
先週、JURASSIC JADEの20周年CD+DVD及びCASBAHの初期音源網羅CD発売記念のイベントに行ってきたんですが、1週間経って冷静になってからよく判ったこと。
 
自分はうるさい音楽好きになったの自体も90年くらいで、本格的に「これが自分の好きなジャンルです」と言うようになったのが94年ってことで、年齢の割りにはかなりこういった音楽に接するようになった時代が遅かった方なんですよ。
で、現在自分がリアルで会う人たちのほとんどは、同世代や少し上の方々ですが、みなさん当然私よりうるせー音楽歴が格段に長いんですね。
 
そこでよく思ってたのですが、音楽歴長い人って、あんまり新しいバンドに驚いたり興奮したりしないなあと。
その理由の答えとして、例えば10代に聴いてたバンドが久々に来日すると熱くなるよとか、昔を懐かしむ形での興奮の方が大きいからでは、というのがあると思うんですが、ほんとの理由ってこれじゃないんですね。
 
ってのがこのたび実感したことで、これはまあJURASSIC JADEの存在知ったときや、先日彼らの85年とかのライヴ映像観たときも同じようなことを思いましたが、先日CASBAH観て、そして彼らが残した音源を聴いて、今「すげえ」とか言われてるようなこと、例えばブラストビートだ女性デスボイスだみたいなこと(女性デスボイスはJURASSIC JADEね)、あるいはCALUSARIなどのギャング系のメタルコアみたいなのってのは、もう20年前に日本で発生してたわけですよ。
だから、うるせー音楽の歴史をリアルタイムで知らない私とかが「すごい!」と言ってることも、昔を知ってる人からすると、「もうそれずっと前にやってた人いたし」なんですよね。
 
やっぱりね、まあこういう歴史を知ってですね、またあらたに「日本のミュージシャンたちスゴス(・∀・)」という興奮を味わいますた。
だから、もちろんまだ現役のバンドもいっぱいいますが、とりあえず、CASBAHの残したものってのは、もしここを若い人で彼らを知らない人が見ていたら、機会があれば聴いていただきたいです。タイトルは今日の見出しんとこに書きますた。