同僚のケータイ状況を異様に気にする青年

平日の昼食はだいたい会社の食堂でとるのですけども、先日、向いに青年が2名座った。
そのうちの1名が、やたらとケータイを気にしながら食事をしていて、まあ色々想像したくなるけども、こちとら他人、関心ないふりして黙々と食事していたのであるが、もう1名の青年が、やたら訊くんだよね、
「メール来た?」
とか
「なに、どうしたの、着信?」
とか
「メール誰から?」
とか。
そのたびに訊かれた方は「違うて」「何だて」「何でいちいち訊いてくるの」と返していたが(怒ってるわけでなく笑顔であった)、こっちは逆に、
「なぜ同僚のケータイをそんなに気にするのか?」
と質問しまくってた方の青年に訊きたくなった。
ってか、ケータイ青年の方ははっきり訊いてましたよ、
「何でひとのケータイがそんなに気になるんだて」
と。
しかし、笑いながら答えをはぐらかす質問青年。
 
あやしい。
あやしいわ。
質問青年が○○で、ケータイ青年のことを実は○○で、というストーリーしか思い浮かばない。
いや、わしの想像力貧困を責めてくれるな。
それくらい何か……質問青年の止むことない質問ぶりは「同僚との昼時のちょっとした会話」をはるかに越えていた。しかも彼らがスーツ姿でなく、工場現場の仕事着、というところがさらに何かを物語るではないか。物語るったら物語るの。
 
これはやっぱ質問青年は普段からケータイ青年にひつこく(……ああ、想像は止まらない。)