NINE INCH NAILS: Soundtrack to your hate

「The Downward Spiral」の2005年版、まだ買ってないんだけど。
NIN……1997〜2001にかけて、SLAYERと並ぶほど好きだったんだが……どっかでも書いたけど、あのバンド(ってかトレント・レズナー)ってのはネガな自分の象徴であり、もうここ数年どうでもよくなってたんだよね。ライヴDVDとか持ってないし(それまで可能な限り全アイテム揃えてた)。
つーかNINの、特に「The Fragile」ってのは自分の人生の或る時期のサントラみたいになってて、あのアルバム聴くイコール当時のこと思い出す、って図式が出来上がってて、何つーか正直あの時期のことは思い出したくないから聴かない、ってのがほんとの理由だったような。
つい最近まで、ここ数年の自分の人生に起ったことが強烈におめでたすぎて、それ以前に自分の人生はない、くらいな感じでいたから余計、もう人生の或る時期を象徴するようなものは聴く必要ねえや、と思ってたんだけど、最近NINを、ってかトレント・レズナーが作るものを必要としてる自分がいる。
ってまたネガになってるわけじゃなくさ、ここ数年以前の出来事にも一回思いを馳せ、考えてみるべき時期に来ていると言うか。最近の怒涛の展開の中で、でも結局は自分が昔から持っているある問題(早い話、人との距離の取り方が判らない)を克服しない限り、ほんとに望んでる形にはならないと、Independence-Dのとき思ったのですよ。人間大嫌い、自分も大嫌い、そういう時代のサントラだったNINの音楽と歌詞をもう一度考えてみることで、判ってくることがある気がする。
  
ただ、それとは別に、NIN好きってしんどいわ。ヘンな言い方なんだが、NINへの興味ってのは音楽への興味でもあるんだけど、まだトレント・レズナーへの興味だったりもするんだよね、そういうのってもう何かめんどくて音楽だけ好きって方がずっとラクで、SLAYERに対してももう個人的に好きなメンバーとかなくなった今、(サイトは更新しなくなったけどw)気楽に好きでいられる。んだがレズナーはなー。