Wonderful Monument/JURASSIC JADE

書いてるのは3/23。
このCD買ったんも大分前だけど、ここで感想。
やっぱり密教みたいな音楽ですね、って「密教」のことをよく知らずに言ってるけど。
確かに怨念のようなものがつまってるけども、どこか崇高な感じがするのは、他人（言ってしまえばHizumiさん以外の人）には理解できないかも知れない教義みたいなものが背骨としてあるからだと思う。感情、情念、そういった言葉を使ってこのバンドの音と世界を説明するのは簡単だけど、個人的にはそれでは足りないと思う。
　　
「Left Eye」より薄味だが、もっと正しい言い方をすれば、この「Wonderful Monument」よりも濃い「Left Eye」が異常なのであり、「Wonderful Monument」自体はもちろん、生半可な気持ちでは聴けない作品だ。
　　
なお、このアルバムにも亡くした人への曲がある（"いつか…(A Requiem for K)"）。

（新音源通算15枚目）