最近の話

Apple sells songs to promote its iPods. Prince gives away his most recent release to promote his concerts.
アップル社は自社のiPodを売るために楽曲配信をしているのであり、PRINCEはコンサートのプロモーションのために最新作を配信しているんである(わし訳)

ちょっと記事自体の話からはズレるけど、↑のPRINCEの件で、アルバム/曲を売ることとコンサートの兼ね合いについて、ちょっと思うところが。
この人の”A nation of thieves”って論文はまだ読んでないけどもさ、「コンサートのプロモーションのために楽曲配信」って、やっぱ他の人と逆やってるんだよな。例えば、配信じゃなく、ファイル交換とかに対してでかいバンドが好意的でない理由を訊くと、著作権がどうのってことでなく、むしろ「ツアーする金を作れないから困る」ってとこを挙げるんですよ。まず作品発表で金を作り、その売上によりツアー、というね。そして同時に、ツアーをすることで予習のためアルバムを買う人が増えればいい、というのも重要なファクターで。後者に関しては、これはつまり「ツアーがアルバムのプロモーション」なワケで、たいがいのアーティストはこういう風に考えている。けど、PRINCEちゃんは発想から逆なんだな。

  • http://www.archive.org/about/faqs.php#Audio
    Internet ArchiveのLive Music Archiveについて。権利関係にうるさくねえバンドのライヴ音源のアーカイヴ。バンド自ら、こういうのにライヴ音源を送ればいいのでは? とりあえずアメリカ人にはいっぱい聴いてもらえそうだし。つーかほんと、こないだうちわしが言ってたことって、こういうことなんで、すでに存在してるし、とにかく早く日本国外の人に聴いてもらいたいということであれば、まさにうってつけの方法じゃん。やったね。