鬼のような

仕事してて、「んもうものすごいぎりぎりでなりふり構わず何とかして締め切りに間に合わせようとがんばった」という意味を持つ短い日本語を探してて、ふと「鬼のような」って言い回しを思い出した。で芋づる式に、高校時代に読んだBUCK-TICKのインタビューで、ヤガミトールが、
「『Seventh Heaven』(B-T初期のアルバムのひとつ)のときは、作りためてた曲が底をついて、今井(寿)が鬼のような顔で曲作ってた」
って言ってたのを思いだした。
「鬼のような」と、「鬼のような顔をして」ってのは意味が当然違うんだけど(まあしかし、「すごい顔して必死の形相で」って意味と取れば、「鬼」=「甚だしい」という図式には当てはまるので、いいんだけど)、↑のインタビュー読んだとき、「へえ、関東はこんな言い方をするのか」とか思った(わしは名古屋、B-Tは群馬出身)。
ま、関東限定でなく、ただ当時(80年代終り)に、普通に若者の間で存在してた言い回しだと思うんだけど、いつの間にか、自分もけっこう「ものすごく」って意味で「鬼のような」を使うようになってたことに気付いた。
でも、一般的な日本語なのか、今でも? と思ってググったら、こんなページを発見。確かに「ものすごく」って意味での「鬼のような」は、鬼を想像すると笑えるよな。