進化論否定-ファンダメンタリストの拡大

数日前から書こうと思って忘れてた、「鶴田知佳子の通訳日誌」の
 →3/29付の日誌
  
引用します。

進化論を教えるかどうかという問題を扱っているレポートだったけど、驚いたのは去年の11月に実施されたギャラップ世論調査によると進化論には事実の裏付けがあると考える人はアメリカ人の3分の1に過ぎない。そしておよそ半分近くの人が、神が1万年近く前に現在の人の姿で人間をつくったのだと信じているというのです。

あと、アメリカの高校生の発言の引用。

神が私たちをお造りになったのだと思います。その方が、他のビッグバンや猿から進化したなどという理論よりもわかりやすいと思います。

「判りやすい」=「真実」ではないと思うのだが。
  
自分で考えないこととか、真実を理解しようとしないこととか、↑の場合、宗教がそういうことを助長してる気がするのですよ。自分で考えなかったり決定しないことは実にラクだけど、そうすると上の人間にいいように扱われて終るだけ。ファンダメンタリスト、って言葉は最近使われなくてエヴァンジェリストと呼ぶそうだけど(厳密には両者違うものかも知れないけど)、ブッシュ政権を支えてるのはエヴァンジェリストだし、それはつまりブッシュ政権が彼らを逆に利用するということでもあるから、自分で考えずに、「宗教がこう言うから」だけを信じていると、気づいたら政府の言いなり、となるかと。
昔から、日本人は自分で考えるのが苦手で、自分の意見がない人が多いと聞くけど、アメリカも大して変りないのでは。自分で考えない理由は両国では違いますがね。