2002年２月の音楽配信・ファイル共有・音楽業界周辺, etc...

• ネット上での著作権権利問題はどうなるのか？〜CCDシンポジウム
  必読。「著作権は人権だ」発言で物議を醸してる当時の文化庁著作権課長、岡本氏だが、この記事で伝えられてる氏の意見はかなり明快。その是非は各自色々あると思うけど。

• 新タイプのオンライン複合音楽サービス『AOLミュージック』
  頓挫しているもよう。アメリカでもだめなものはだめなのね。けど、

料金を支払う価値のある本当のサービスは、音楽に関するチャット、コンサート映像、ニュースがすべて備わったものだ。ユーザーはこのような複合コンテンツなら、大挙して押し掛けるだろう

われわれの目標は、さまざまな音楽やビデオ・オンデマンドのサービスをデジタル加入者線(DSL)パッケージにまとめて提供することだ。まとめて提供する際、複数のサービスの料金を、インターネット接続料金の請求書に1本化する。こうすれば、ネット上の音楽に料金を支払うことに対するためらいや嫌悪感を利用者に起こさせることなく、これらのサービスに課金できる

米国で7ヵ所の劇場と、北米全体で20ヵ所の野外公会堂を運営しているハウス・オブ・ブルース・エンターテインメント(HOB)社は、『HOB・コム』をコンサートによく行く観客たちのためのサイトに変身させようとしている。最終的には、チケットや旅行の格安販売も兼ね備えた「音楽ライフスタイル」サービスにするのが目標だ。現在HOB・コムでは、HOBが厳選した公演映像からの音楽やビデオのダウンロード、チケットやツアーの情報、インターネットラジオ局にアクセスできる

このへんのことは、何十年か経ったとき、実現しているだろうなと思う。「ライフスタイル」云々ってのは、昨日書いたこととリンクしてて、今の生活様式で満足してる人にその生活様式を変えさせるのは難しい、ってのが実情だし、実現させるためにはともかくテレビ周辺、AV周辺、PC周辺が一体になったもんを早くハード側企業に出してもらうこった。