ニナ・シモンという人が歌って、ジェフ・バックリーがカヴァーした"Lilac Wine"という曲がある。
以前、この曲は酒呑みながら前後不覚になり別れた恋人をひつこく思い出す歌だと思ってて、「うじうじすんな」とか思ってたが、もしここの部分、
I drink much more than I ought to drink
Because it brings me back you
「呑めばあなたがかえってくる」という対象のあなた、一番会いたい人がこの世にいなかったら、誰もこの酔っ払ってる人をひつこいとかうじうじしてるとか責めることはできないと思った。そしてきっと、この歌はそういう人のためにあるんだろう。